2011年07月30日

No52 テレビアナログ放送終了


昭和28年に日本でテレビ放送が開始されてから58年−。
昭和の時代から平成に至る事件・事故、人々の暮らしや文化・風俗、ドラマやスポーツなどを伝え続けてきたアナログの地上テレビ放送は、平成23年7月24日正午に完全に終了し、日本のテレビ放送は東日本大震災の被災3県を除き、完全デジタル化されました。

52-1 アナログテレビ最終日画面 23.7.24.jpg

7月に入って、アナログテレビ画面にはデジタル化へのカウントダウンの表示が出されていましたが、当日の24日は、ご覧のように、「きょう正午 アナログ放送終了」の文字が大きく表示されました。

52-2 アナログ放送終了のニュース 23.7.24.jpg

アナログ放送の終了を伝える、正午のNHKニュース画面です、

52-3 アナログ放送終了の瞬間 23.7.14.jpg

地上アナログ放送終了の瞬間の画面です。
NHKを始め、民放各局の地上アナログ放送のテレビ画面は、24日正午、放送終了を知らせる画面に一斉に切り替わりました。

52-4 アナログ放送終了画面 23.7.24.jpg


テレビ放送のデジタル化は、電波の有効利用という国策で進められてきました。

デジタル化によりテレビ放送に必要な電波帯域は、アナログ放送よりも大幅に少なくてすみます。
空いた帯域で増え続ける携帯電話や防災無線の帯域確保、来年春からは携帯端末向けマルチメディア放送の開始など、新サービスに使えるようにすることが目的です。

デジタル化への切り替えを決めた電波法の成立は2001年でした。それからちょうど10年で完全デジタル化へとたどり着いたことになります。

52-5 テレビ新時代を伝える新聞 23.7.24.jpg

デジタル放送は世界の潮流で、すでに50カ国以上が導入を開始しています。
すでに完全移行の国は17ヶ国ありますが、日本のような周波数過密国でのスケジュールどおりの全国一斉切り替えは極めて稀だということで、世界の注目を集めました。ちなみにアメリカでは、受像機の買い替えが進まず、2度に亘ってデジタル化が延期されました。

52-6 放送を終了したアナログ放送.jpg
  
放送を終了した、アナログ放送画面です。

さて地上テレビ放送のデジタル化への移行は無事に完了しましたが、放送業界を中心とするメディアは、いま新たにインターネットの普及で激動期を迎えています。
またシャープ、パナソニック、ソニーなどのテレビ製造メーカーは、デジタル化はテレビの買い替え大需要を呼び起こすとして社運を賭けての増産体制で臨んできましたが、液晶テレビは想定外の大幅な値崩れを起こし、メーカーはテレビ生産から収益が期待できない泥沼状態となっています。

期せずして、放送メディアもテレビ製造メーカーも、インターネットやスマートフォン、タブレット端末などの強力なライバルとどう対峙していくのかという、新たな共通の試練に向き合っています。

放送のデジタル化は、テレビ放送の高画質、高音質、データ放送や双方向放送、マルチ編成などの大きな利点を産み出しました。
一方で、テレビ音声を生活の情報源としていた視覚障害の人たちや所得の低い人には、テレビの買い替えという経済的負担を強いる結果ともなりました。

ともあれテレビ放送のデジタル化は、平成の国家大事業として、大きな混乱もなく完了しました。
当ブログでも、歴史に残る大偉業の関連画面をアップし、記録にとどめることにしました。

[撮影データ]
  〇アナログ放送終了予告画面
  〇アナログ放送終了画面
  〇テレビ新時代を伝える新聞紙面
     平成23年7月24日撮影
  〇放送を終了したアナログ放送画面
     平成23年7月26日撮影

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2011年07月23日

No51 その名も“ロマンスカー カフェ”


東京・新宿の、小田急電鉄新宿駅構内に、その名も“ロマンスカーカフェ”と名づけられた、鉄道ファン垂涎の、素晴らしい喫茶店があります。

51-1 小田急新宿駅 23.7.12.jpg

ご覧の写真は、“ロマンスカーカフェ”の特等席です。
当ブログNo20で、阪急電鉄梅田駅構内の喫茶店を日本一の喫茶店と紹介しましたが、こちらも負けず劣らずの魅力です。

51-2 小田急新宿駅 23.7.12.jpg
ロマンスカーが到着する2番ホームの正面突き当たりが、“ロマンスカー カフェ”です。

51-3 小田急新宿駅 23.7.12.jpg

反対側の、改札口側から見て、手前が“ロマンスカー カフェ”、奥がロマンスカーホームです。

この素晴らしいロケーションはどのような位置関係にあるかと言いますと、小田急新宿駅の地上ホーム、特急ロマンスカーが発着する2番ホームの正面突き当たりという、絶好のポジションにあります。

51-4 小田急新宿駅 23.7.12.jpg

ロマンスカーが発着する線路の先にカウンターがあり、ここが特等席です。
珈琲を味わいながら、箱根へ向かうロマンスカーを目の当たりに出来ます。

51-5 小田急新宿駅 23.7.12.jpg

鉄道ファンならずとも、至福の時間、空間を楽しめます。
ちなみに撮影の時は、小田急ロマンスカーのリバイバル塗装をまとった7000系が姿を見せていました。

51-6 小田急新宿駅 23.7.12.jpg

お値段はご覧の通り。
珈琲1杯は、わずか280円です。
ただし“ロマンスカー カフェ”はホーム内側にあるため、珈琲を楽しむためには、乗車券や定期券がない場合、120円の入場券を購入する必要があります。

51-7 小田急新宿駅 23.7.12.jpg

120円の入場券を払ってでも、“ロマンスカー カフェ”は、一度は訪れて見る価値は大いにあります。

西の阪急梅田駅の喫茶、そして東の小田急新宿駅の“ロマンスカー カフェ”。
行き交う特急車両、ターミナルの雰囲気を存分に楽しめる、東西の横綱カフェをご紹介しました。

[撮影データ]
   〇小田急電鉄新宿駅 地上ホーム内 喫茶“ロマンスカー カフェ”
   〇平成23年7月12日撮影



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2011年07月16日

No50 懐かしのオープンリールデッキ


先日、東京渋谷にある映画館「ユーロスペース」のロビーで、ご覧のような懐かしいものと対面しました。

48-1 懐かしのオープンデッキ 23.5.23.jpg 

TEAC(ティアック)の、オープンリールテープデッキです。

iPodなどに親しんでいる若い人には信じがたいでしょうが、昭和40年代、テープデッキと言えば、TEACの、これでした。

6ミリの磁気テープが、オープンリールにくるくると周り、音楽ソースを録音、そして再生します。
ご覧のデッキは、放送局用ではなく、個人の自宅で楽しむ、家庭用デッキなのです。
まだ携帯用のカセットデッキが登場する前の、一昔どころか、40年も前の名機なのです。

48-2 懐かしのオープンデッキ 23.5.23.jpg
        ▽ デッキに添えられていた説明文 ▽

なにを隠そう、昭和45年に社会人になった私は、この機種と同じかどうかは忘れましたが、TEACの同等品を購入し、FM放送のクラッシックなどを録音し、音楽ファンを大いに気どったものです。

確かに音は良かったですが、とにかく大きく、重く、スペースを取った事を覚えています。
地方に転勤する時には特に大変だったこと、修理は東京へ郵送したことなどを、懐かしく思い出します。

どうしてこのオープンデッキが映画館のロビーに展示されていたのかは聞き忘れましたが、いずれにしても隔世の感です。
懐かしいモノに、出会いました
まるで昔の旧友に、突然の再会で大いに感動したような、大変うれしい気分を味わいました。


[撮影データ]
   〇TEACのオープンリールテープデッキ
   〇東京・渋谷 「ユーロスペース」(映画館)
   〇撮影 平成23年5月23日
   *ご注意 すでに展示は終了しています。

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2011年07月09日

No49 “電力使用制限令”の夏


東京電力、東北電力管内では、東日本大震災の影響による電力不足を補い、かつ大規模停電を回避するため、電気事業法に基づいた電力使用制限令が、7月1日から9月22日まで行われています。

企業や工場では昨年同時期の電力使用実績の15%削減が義務付けられ、また一般家庭でも、いっそうの節電が求められています。

そうした中、暮らしの周辺では、電力の使用率予想や使用実績などを示すディスプレーがあちらこちらで目につく夏を迎えています。

49-1 テレビ画面 23.7.4.jpg
▽ 電力の使用予想率を1日3回放送するNHKテレビの放送
                                    23.7.4 ▽

毎日のテレビで、「きょうの電力使用予想」が放映されています。
例えばこの画面では、きょうの電力使用のピーク時間は16時ころ、使用電力予想は4550万kwと予想し、それに対して供給可能な電力は5170kwであり、供給電力量に対する予想使用率を88%と放送しています。

政府は6月末に、使用率予想が97%以上に上昇する見通しになった場合、「電力需給ひっ迫警報」を出し、いっそうの節電を呼びかける、また99%では計画停電も検討するという新たな施策も発表しました。

49-2 改札口脇の表示 品川 23.7.4.jpg
  ▽ 改札脇にも電力使用状況を伝えるモニターが 
                             JR品川駅 23.7.4 ▽

JR品川駅改札脇に置かれたディスプレーには、1時間単位で計測されている「電力使用実績」の数値が掲出されていました。
こうしたディスプレーは、東京メトロの改札口近くでも掲出されています。

49-3 品川駅構内 23.7.4.jpg
  ▽ 品川駅構内の自由通路                               23.7.4 ▽

品川駅構内の自由通路です。
天井の両サイドには、数え切れないほどのディスプレーが吊り下げられています。

内容はご覧の通り、電力使用状況がズラリです。
この光景は、電力使用制限がスタートした7月1日、朝日新聞ほかの新聞一面を飾りました。

49-4 携帯 PC画面 23.7.6.jpg
  ▽ 手前はケータイのニュースサイト「NHKニュース&スポーツ」
             後はパソコンのyahooトップ画面  23.7.4 ▽

パソコンやモバイルの情報コンテンツ、ニュースサイトも同様です。
yahooのトップ画面やケータイの各ニュースサイトも、東京電力からの情報を独自にレイアウトし、ユーザーがいつでも電力情報を見て取れるサービスを行っています。

まさに“節電一色”の日本列島ですね。


[撮影データ]
  〇電力情報を伝えるNHK総合のテレビ放送画面
  〇JR品川駅改札付近、及び構内のディスプレー
  〇撮影:平成23年7月4日

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2011年07月02日

No48 アナログ放送終了 カウントダウンへ


テレビ放送のアナログから地上デジタル放送への完全移行が、いよいよ間近、今月24日に迫ってきました。
そのため7月1日からは、アナログ放送のテレビ画面に、ご覧のようなアナログ放送終了までの字幕(テロップ)が表示されています。

48-1 地デジへのカウントダウン画面 23.7.1.jpg
   ▽ アナログ放送終了、地デジ移行までのカウントダウン、
       残日数を表示するNHK総合テレビの画面  23.7.1 ▽

放送のデジタル化は国の施策で行われ、2003年から関東や中京、近畿の一部地域で始まりました。
2006年からは全国の都道府県で地上デジタル放送が開始されており、鮮明な画像とクリアな音声、データ放送などが楽しめるようになっています。

そして従来からのアナログテレビ放送は使命を終えることになりました。
7月24日以降、従来のアナログテレビ受像機では、何も映らなくなります。

48-2 地デジへのカウントダウン画面 23.7.1.jpg

そのため切り替えに伴う混乱を避けるため、このような大きな字幕がテレビに登場しているというわけです。この字幕は時々表示されるのではなく、出っ放しの状態で放送されています。

計画を推進する総務省の方針に、放送事業者がこのような形で協力しているということなのです。

世界的にも注目されている放送の完全デジタル化移行を直前にして、大変珍しい放送画面となっているため、時代を表すひとつの表情としてご紹介しました。

なお東日本大震災の影響で、岩手、宮城、福島の3県は例外的にこの日程から除外されるということです。

[撮影データ]
   〇アナログ放送、地上デジタル放送への移行までのカウントダウン、
     残日数を表示するNHK総合テレビの画面
     〇撮影 平成23年7月1日

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