2013年04月30日

No138 “ロッカーアート”の世界


当ブログで昨年の5月、“ロッカーアート”と題して、JR新宿駅西口や、同じくJR九州大分駅にある、外観を動物の大写真やキャラクターでデコレーションした、個性的なコインロッカーをご紹介しました。

今回はビックリ仰天、超ド派手なものや、超シンプルなコインロッカーをご紹介します。

138-1 焼き鳥屋のロッカー 25.3.19.jpg

ご覧の超ド派手なコインロッカーは、若者の街、東京の小田急線下北沢駅構内で見つけた物です。
見つけた時、私はびっくり仰天、驚きで立ち止まってしまいました。
なんとロッカー全体が、焼き鳥屋さんの広告です。

138-2 焼き鳥屋のロッカー 25.3.19.jpg

真っ赤な色を多用し、店内の様子や焼き鳥メニューの写真が満艦飾、そして最初の一杯は無料との文字などが、所狭しと並んでいます。
こんな派手なロッカーを、私はいままで見たことがありません。

138-3 焼き鳥屋のロッカー 25.3.19.jpg

下北沢駅は今年3月に地下化され、これまでの駅は廃屋となりました。
地下の新駅で、このロッカーの所在をまだ確認していません。
アートと言うよりは、厚化粧と呼ぶに相応しいあのロッカーの、新駅での所在が気がかりです。


138-4  コインロッカー 新宿 24.1.13.JPG

こちらは、JR新宿駅西口広場で見つけたロッカーです。
ロッカーに貼られた手書き案内文が、なんともアナログで“昭和的”です。

そして案内どおり地下に降りてみると…、

138-5 コインロッカー 新宿 24.1.13.JPG

ご覧のような超近代的な、シンプルなロッカー群がズラリと並んでいました。

138-6  コインロッカー 新宿 ふうるぬるぬあ .JPG

スイカやパスモなどの交通系ICカードで施錠、決裁するものです。
ロッカーは通路の置くまで、左右に続き、その数は並みではありません。
まるで地下要塞の金庫のような光景です。

138-7 ロッカー 東京駅24.3.22.JPG

最後は可愛らしいライオンちゃん。これは東京駅の八重洲口で見つけました。

駅や公共施設のコインロッカーが垣間見せる、“ロッカーアート”。
私達をびっくりさせたり、感心させたり…。

これからも楽しい“ロッカーアート”を見つけ、ご紹介していくつもりです。 
 


[撮影データ]
   〇小田急線下北沢駅構内
      ただし、この駅舎は、現在地下化され、使用されていません。
   〇JR新宿駅西口、及び地下コインロッカー
     JR東京駅八重洲口
   〇平成25年3月ほか

posted by 特急高尾号 at 09:23| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月22日

No137 終点ホームの行き着く先に…


137-1 橋本駅 25.4.19.jpg

東京は新宿から、神奈川県の橋本に向かう京王相模原線の終点橋本駅に、電車が今まさに到着する光景を一番前から眺めているところです。

137-2 橋本駅 25.4.19.jpg

終点ですかすら、線路はここで終わり。
その先には簡単な列車止めが見えます。


137-3 橋本駅 25.4.19.jpg

ところが、初めてこの駅に降り立った人はみなびっくり。

『むむっ、何これ。』

終点のホームの真正面に、なんとマンションが電車の走行を阻むように立ちはだかっています。


実は京王相模原線はここ橋本で終点ではなく、当初はこの先、津久井湖南岸、相模原市の相模中野に至る延長計画があり、構造もそのように作られてきました。

しかしその後、延長区間の路線免許は失効し、取得済であった路線建設予定地も民間不動産に売却されたため、ご覧のような光景になったとされています。

137-4 橋本駅 25.4.19.jpg

まさに、これから先の延伸はありえないといわんばかりの光景です。

ふつうは駅の構造壁や外壁等で、鉄道施設と民間施設の関係性は見えないものですが、ここだけはびっくりの世界です。

終点の線路に積まれているのは枕木2本だけ、その先はコンクリート1枚の防護壁だけです。
少々心配ではある、大手私鉄の支線終点駅の光景です。

[撮影データ]
  〇京王電鉄相模原線 橋本駅
  〇撮影 平成25年4月11日


大きな地図で見る

posted by 特急高尾号 at 10:40| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月14日

No136 デパートの屋上遊園地はいま


136-1 渋谷東横デパート東館25.3.25.jpg
   ▽ 東京・渋谷 東急百貨店東横店東館 屋上の遊園地
                      先月3月に姿を消した   25.3.25 ▽

かつて、と言っても昭和の時代ですが、デパートの屋上は階下の大食堂と並んで子ども達の天国、パラダイスでした。

どこのデパートの屋上にも、子ども達の大好きな乗り物や遊具を取り揃えた遊園地があり、親の手にひかれて遊具と遊ぶのが、何よりの楽しみだったのです。

25年3月18日の朝日新聞東京地区夕刊によると、首都圏を中心にデパートの屋上遊園地が姿を消しつつあるようです。

136-2 渋谷東横デパート25.3.25..jpg
      ▽ 載せる子ども達の姿もなく、遊具もさみしそう ▽

少子化、不景気、建物の老朽化が影響しているとのことです。

そうした中、先月3月末、1934年、昭和9年創業の東京・渋谷、東急百貨店東横店東館が、東横線渋谷駅の地下化と機を合わせて閉店、屋上の遊園地も姿を消しました。

136-3 渋谷・東急東横デパート25.3.25..jpg

みなさんもかつて、こうした乗り物のお世話になったはず… です。

私が訪れたのは3月末の平日の日中でしたが、利用者は母子一組のみ、何とも淋しい限りでした。

136-4 渋谷・東急東横デパート25.3.25.jpg

姿を消した屋上遊園地の後方は、昨年開業した渋谷駅東口の複合商業施設「渋谷ヒカリエ」です。
新しいもの、姿を消したもの、新旧の対比が、何とも印象的です。

前々回お伝えした古い映画館しかり、デパートの屋上遊園地しかり、昭和の面影が少しずつですが、確実に姿を消していきます。

建造物の退化や暮らしぶりの変化は避けて通れませんが、やはり淋しいものです。

[撮影データ]
   〇東京・渋谷 東急百貨店東横店東館 屋上遊園地
   〇平成25年3月25日撮影

posted by 特急高尾号 at 23:50| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月07日

No135 車内広告の世界(12)


車内広告の世界、今回は3月分をご覧頂きます。
3月は収穫大の月で、数多くのポスターが目に付きました。

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「古河機械金属」が掲出した2枚組のポスターです。
左側は正しい会社名で、右はお遊びです。
「1875年創業の、機械・素材メーカーはどっち?」と設問し、会社名を印象づける、うまい作品だと思います。

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東京消防庁の「春の火災予防運動」のポスターです。
消防庁も車内吊りポスターを出すんだぁ…と思ったことです。
人気にあやかった作品ですが、やっぱり何か、お役所…という雰囲気を感じました。

136-3 車内ポスター 25.3.jpg

「冬のソナタ」が、こうした形でいまだ健在とは…。
パチンコ業界の広告です。

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山梨県の行楽施設、富士急ハイランドの宣伝です。
楽しく、面白い図柄で、見入ってしまいました。

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電車からホームに降り立つと、なんと特大のこんなバージョンもありました。
遊園地の高飛車・絶望要塞・最恐戦慄迷宮など、アトラクション8施設の“絶叫優先券”の宣伝なのです。

136-5 車内ポスター 25.3.jpg

横2枚大のこのポスターに、釘付けになりました。
「高くない」という、強いメッセージは何を伝えようとしているのか…と思ったのですが。

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横を見ればご覧のとおり。お値段のお話でした。
でも、うまいなぁ…。さすが大企業の広告だぁ…。

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東京の新宿・池袋から、日本を代表する観光地日光へ乗り換えなしでいけるという、往復切符の宣伝です。
このポスターの画期的なところは、というか感慨深いところは、JRと東武鉄道の共同広告のところです。
写真の車両の左は、JR新宿へ乗り入れる東武鉄道の特急スペーシア号、右は東武鉄道の東武日光へ乗り入れるJRの特急車両です。

じつは昭和30年代から40年代にかけて、日本を代表する観光地日光へ通じる当時の国鉄(現JR)と東武鉄道は、両社がそれぞれ最新鋭のロマンスカーを新造して観光客を奪い合うという、宿敵の対決を繰り返していたのです。

それが両社とも、日光への観光客減少に歯止めがかからない状態を何とか食い止めようと、それぞれ自慢の特急車両による相互直通運転を開始したのです。

かつての宿敵も今では手を取り合い、ともに旅客誘致に励んでいるという図は、昔を知る者にとっては感慨深いものがあります。

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トマトジュースの、例の会社の広告です。
大胆な図柄が、印象に残りました。

136-9 車内ポスター 25.3.jpg

最後は駅構内の大ポスターです。
パスモやスイカといった全国各地の10の交通系ICカードが、3月23日から全国で交互利用が可能となりました。
関東の私鉄で利用するパスモにチャージしておけば、関西や九州、中部、東北、北海道など、全国の鉄道やバスの142事業者の路線、4275駅でそのまま使用できるという、画期的なものです。

先端技術の賜物ですが、それを運用の中で実際に使っていくという英断が、利用者にとって画期的な新サービスを産み出しました。

ということで、何やかにやと賑やかな3月でした。

[撮影データ]
    〇首都圏鉄道車内吊りポスター、及び駅構内ポスター
    〇平成25年3月撮影

posted by 特急高尾号 at 10:05| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする