2014年07月29日

No202 車内広告の世界(28)

首都圏を走る電車内で見つけた、面白くて楽しい、かつ時代を反映した車内ポスターをご覧いただいています。
今回は26年7月に出会ったポスターです。

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この時期、毎度おなじみのサマージャンボ宝くじの広告です。
いつも金額にばかりに目が行きますが、今回は絵柄も惹きつけるものでした。
同様のテレビコマーシャルも度々放映され、宣伝効果はきっと高かったはずです。

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この時期と言えば、各大学の「オープンキャンパス」もすっかりお馴染みになりました。
電車内には各大学の広告が競うように掲出されます。

このように沢山の写真を使い、なるべく具体的なイメージをつかんでもらおうというものから、

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スパッ!と大学名だけが目立っような洒落たものまで様々で、見るものを楽しませてくれます。

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所変わってこちらは群馬県高崎市、JR高崎駅から下仁田までを結ぶ上信電鉄線の車内です。
沿線にはことし6月に世界遺産への登録が正式に決定した「富岡製糸場」があり、歓迎ムードいっぱいの広告が誇らしげでした。

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同じ電車内にはこんな広告も‥。
普段の最終電車の後に、“酔客さまご用達の深夜追加電車”を運転するというものです。
地方ローカル線で午前0時を過ぎても運転されることは驚きですが、こうした動きは各地であるようです。

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同じ車内でもこちら首都圏の大手私鉄の車内ではこんな数字が並んでいました。
年々増加の一途をたどる乗客同士、鉄道係員へに対する暴力事件の件数です。

実際のところ、乗客同士と言うより鉄道係員に対する乗客からの暴力増加に閉口‥、というのが本音だと思いますが、まさに時代を反映した光景だと思います。

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最後は楽しいポスターで〆です。
梅雨も明け、いよいよ夏本番です。
車内広告にも季節感が増え始め、“夏と言えばスイカ”という、分かり易い代名詞のようなポスターでした。

[撮影データ]
  〇首都圏の鉄道車内吊りポスター
  〇平成26年7月撮影

posted by 特急高尾号 at 11:09| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月24日

No201 世界遺産富岡製糸場 楽しみ方と耳より情報  


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世界遺産への登録が正式に決定した群馬県富岡市にある「富岡製糸場」を訪問してきました。
連日多くの観光客で賑わいを見せていますが、富岡製糸場への魅力的な訪問ルートと、現地での耳より情報お助けします。

◇JR八高線で◇
鉄道で行く場合、首都圏からは上越、または長野新幹線で高崎駅へ。ここで私鉄の上信電鉄に乗り換えて最寄り駅の上州富岡駅に向かうのが一般的です。しかしせっかくの機会ですから、東京の多摩地区、JR八王子駅からJR八高線で高崎に向かう、野趣に富んだ、一味違ったルートをお勧めします。

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八高線は、首都圏でありながら途中の高麗川からは非電化区間となり、2両編成のディーゼルカーがブルブルとエンジン音を響かせながら1時間に1本程度走る、超ローカル線です。
関東平野を象徴する茶畑や緑の田んぼ、そして遠くには山々が続き、まるで関東地方の原風景を見るような光景が次々と展開します。

富岡製糸場で生産された生糸は明治時代から欧州などに輸出され、明治・大正から昭和にかけて日本の近代化に大きな役割を果たしてきたことは広く知られています。
じつはこの八高線、都心を通らずに立川が起点の南武線経由で横浜港へと絹の生糸を直送する ために昭和9年に全線開通されたもので、まさに “シルクロード” としての役割を果たしてきたのです。

新幹線ではあっという間に到着してしまいますが、戦前の昭和時代にタイムスリップしたような超ローカル線の旅は、その歴史を知ることによりいっそう心を豊かにしてくれます。

八王子から八高線経由高崎乗り換えで富岡製糸場の最寄り駅、上信電鉄上州富岡までは4時間弱の旅ですが、高崎からの帰りは湘南新宿ライン、または新幹線を利用すれば半分の時間で済み、日帰りでも十分余裕です。

◇上信電鉄富岡製糸場往復割引切符◇
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さて上信電鉄への乗換駅高崎駅では、富岡製糸場の最寄り駅、上州富岡駅までの往復乗車券、それに富岡製糸場の入場券をセットにした「富岡製糸場見学往復割引乗車券」が1,640円で発売されています。それぞれ単独で購入するよりも440円もお得になるので、利用しない手はありません。

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「祝 世界遺産登録」のヘッドマークを取り付けた上信電鉄の電車です。2両編成のかわいい電車です。

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のどかに走る上信電鉄の車内からは、北関東、上州の “風光明媚” が楽しめます。

電車に揺られること30分。
最寄り駅の上州富岡駅では下車する全ての乗客に富岡製糸場までの道筋が描かれた地図が配られます。駅からは徒歩で15分かかり、土地勘のない初めての訪問者にとっては何よりのサービスです。

◇富岡製糸場◇
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◇ガイドツアーがお勧め ただし夏場は厚さ対策が必須◇
富岡製糸場の正面入口です。
見学は建物の外から見るものが大半ですから、夏場は厚さ対策が必要です。とくに現地のボランティアの皆さんが行っている無料ガイドに参加する場合、平均で40分〜50分を要し、その大半を野外で見学、話を聞くため、年配者やお子さんは熱中症などに注意する必要があります。帽子や水分のペットボトルは必須です。

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ただしボランティアの皆さんによるガイド内容はとても素晴らしく、訪問の際はぜひともこの案内ツアーに参加することをお勧めします。
上の写真にあるように30分ごとに行われ、事前予約も必要なく、時間の少し前に決められた集合場所に集まります。

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製糸場の内部です。
見学のハイライトとでもいうべきところで、明治5年の建設当時のままの工法・建造物がそのままの姿で現存しており、中に入り、肌でその空気に触れられることに感銘を覚えます。

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◇紹介ビデオもお勧めのコンテンツ◇
また「ガイダンス展示」の映像コーナーでは約20分の富岡製糸場の生い立ち、仕組み、日本の近代化に果たした役割などを紹介したビデオが放映されています。
当時の画像なども使われて分かり易く制作されており、ボランティアの皆さんの説明と相まって、製糸場の理解・促進に大きな役割を果たしています。

丁寧に見学していると、ゆうに2時間は経過してしまいます。
お腹が空いてきますが、周辺には多くの飲食店はありません。
事前に腹ごしらえを済ませておき、しっかりと見学することをお勧めします。

◇“日本の近代化の牽引車”◇
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富岡製糸場は、明治5年、時の明治政府が “日本の近代化の牽引車” として建設、運営した直営の官営製糸場でした。
正面入り口の頭上には、今も「明治五年」の文字がはっきりと残されています。レンガは「フランス式」工法で積まれ、その上の大きな窓の蝶番は当時の日本にはなく、わざわざフランスから船で運ばれてきたものだと、ガイドさんから聞きました。

幕末直後の明治初頭にフランスから技師を招き、機材を輸入し、ここを模範工場として全国に製糸技術の伝播を計画・推進し、近代的な製糸産業を興した先達に感動します。

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明治時代、欧州から学んだ近代技術は鉄道だけでなく、こうした製糸技術もまた日本の近代化に大きく貢献したことを改めて認識する、充実した2014年7月の日帰り旅行でした。

[撮影データ]
  〇世界遺産 富岡製糸場
  〇平成26年7月14日訪問、撮影

posted by 特急高尾号 at 10:17| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月16日

No200  駅のホーム上に列車!?

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JR常磐線水戸駅8番線ホームに降りたった時、ホーム中央にこんなに大きな列車がで〜ん!と構えているので、もうびっくりしてしました。

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なにごとかと思いきや、後ろに回ってみると、なるほど列車を形どったかつての“キヨスク” 、現在では「NEWDAYS」と名付けられた売店でした。

ホーム上の売店なら、入口は前後左右、いくつもあった方がいいと思いますが、一見の客としては、前から見るとこれが売店とは分かりませんでした。でも、とても楽しい造りに、思わずニンマリです。

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本物の上野行きの特急列車が入ってきました。
この売店、存在感は本物の列車に負けず劣らずの大きなものでした。

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ややあって、こんどは水戸駅ホームから発車する私鉄、鹿島臨海鉄道の1両編成のローカル列車が、この “巨大列車売店” の脇を通り過ぎました。
このコミカルな光景に、今度は思わず吹き出してしまいました。
旅の楽しさの瞬間でした。

[撮影データ]
  〇JR常磐線水戸駅8番線ホーム
  〇平成26年6月撮影


posted by 特急高尾号 at 09:20| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月08日

No199 まさかの “男ネイル”


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東京・千代田区、JR総武線市ヶ谷駅近辺を歩いていると、こんな看板に出合いました。

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なんと「オトコネイル」、男性専用ネイルケアサロンとあり、びっくりしてしまいました。

ネイルアート自体は女性のお洒落として、なんら驚くことではありませんが、まさか男性向けの専用店があるとは‥。
想定外の事でしたので、看板だけを見て、驚いてしまいました。

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まあ、しかしよく見てみると、看板の裏側はこんな感じでした。

女性のようなネイルアートのお洒落を男性にと言う訳ではなく、むしろ爪先や手先の清潔の保持、衛生管理ということでしょうか。
ビルの中にあるお店にまで入って、その実態を確認する勇気とパワーは持ち得ませんでした。

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でも、こうした広告看板やお店があること自体、さすが東京と思ったのですが、少々感心のしすぎでしょうか。

[撮影データ]
  〇街中の「オトコネイル」縦看板
     東京・千代田区 JR市ヶ谷駅近く
  〇平成26年6月30日撮影

posted by 特急高尾号 at 17:30| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月03日

No198 車内広告の世界(27)


首都圏を走る電車内で見つけた、面白くて楽しい、かつ時代を反映した車内吊りポスターをご覧いただいています。
今回は26年6月に出会ったポスターです。

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「ええ〜っ! 何これ」。

朝の満員の通勤電車内で、このポスターと出会ったが瞬間、思わず叫びそうになってしまいました。
何しろ電車内に、着飾った綺麗どころ、芸鼓さんがいっぱい、いっぱいいるではありませんか。それも皆、笑っていて、とても楽しげにしている様子に微笑んでしまいました。

車体の上の行先表示には、「特急」、「淀屋橋」とありました。

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このポスター、よく見ると、大阪・淀屋橋と京都・出町柳を結ぶ関西の大手私鉄、京阪電鉄のものでした。
写真の下には「きょうも、よろしゅう、京阪で。」、「in KYOTO,on KEIHAN.」とあります。

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「はは〜ん。なるほど京都を走る私鉄電車の宣伝かぁ‥」とうなずきました。
つまり東京の私鉄電車のお客様の頭上で、京都−大阪圏を走る関西の私鉄電車のイメージ広告がそよいでいるという図式でした。

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なんとも楽しい車内ポスターでしたが、今月はこのほかに特段ご紹介するものがないという、大変珍しい、 “京阪電車ひとり勝ち” の月間でした。

[撮影データ]
  〇首都圏電車内 吊りポスターから
  〇平成26年6月撮影

posted by 特急高尾号 at 00:08| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする