2016年05月30日

No291 車内広告の世界(50) 平成28年5月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは、時代を反映し、デザインやキャッチが最先端、見る人を飽きさせません。
そうした中から毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は、平成28年5月に出会ったポスターです。

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史上初、50歳で出場、登板を果たし、惜しまれて引退したもと中日ドラゴンズの山本昌さんの姿が目に飛び込んできました。
「山本昌、ついに育成に乗り出す!」と、大文字が躍っています。
例によって『む、む、むっ』と見あげると、スマホ用の競走馬育成ゲームの広告でした。

競馬歴20年の山本昌さんの事ですから納得でしたが、最初は『びっくりしたなぁ〜、もう。』でした。

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びっくりと言えば、もう一つ。
さいとう・たかおさんの「ゴルゴ13」の広告に出会ったことです。
「ゴルゴ13」は、私がまだ子ども時代、1968(昭和43)年11月から「ビッグコミック」誌に連載されており、調べてみると現在も連載が続いているとのことですから、本当に2度びっくりしたことでした。
連載半世紀、単行本発刊180冊突破!との広告も、大きくうなずくものでした。

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こちらの顔は、現在放映中のNHK大河ドラマの「真田丸」です。
電車内には、時々に過去の人物、現在の人物、人気者、時の人などなど、様々な人々の顔が溢れています。

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お馴染みドリームジャンボ宝くじの広告です。
この広告のこれまでの定番男優、女優さん、そして口の大きなもとフイギュアスケート選手さんの姿がありません。それこそ顔ぶれが交代となったのでしょうか。

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アルバイトの求人情報の広告です。
「35064」−。この大きな数字に、『何だ?』と、自然と目が向いてしまいました。

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こちらは、バスの乗務員、運転士さんの求人広告です。
「正社員」−と謳っているところが泣かせます。
現在、路線バスや観光バスの運転士不足は深刻な状況だという事で、好条件が綴られています。
この事業所は、いつも「正社員」を強調しています。

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最後は "福島支援" の広告です。
「ふくしま」の文字を見ると、今度は何の支援だろうと、つい見入ってしまいます。
これからは、「くまもと」の文字も登場してくることと思います。

[撮影データ]
  〇平成28年5月 首都圏鉄道各社 車内広告から

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posted by 特急高尾号 at 08:58| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月22日

No290 日本ダービー 馬が走る、電車が走る


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今月29日に東京競馬場で行われる日本ダービーを前に、沿線に東京競馬場を擁する京王線では、ご覧のような勇ましいラッピング電車が走っています。

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10両編成の各車両に、過去のレースの優勝馬が等身大でラッピングされています。
迫力満点のこの電車が、急行や快速で時速100キロで走るのですから、まさに「馬が走る、電車が走る」です。

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車内もご覧のとおり。
吊り広告も、天井広告も、まさに馬、馬、馬です。

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そして何と、電車のラッピングだけでは事足りないと、ターミナル駅構内やホームドアも、ダービー、ダービーの文字で満艦飾です。

日本中央競馬会と京王電鉄とのコラボですが、鉄道車両や駅の広告装飾は、何処も年々大胆になってきましたね。

[撮影データ]
  〇日本ダービー 装飾広告 
    ラッピング電車 京王電鉄京王線
    ターミナル駅  新宿駅
    ホームドア   新宿駅
  〇撮影
    平成28年5月21日

posted by 特急高尾号 at 22:40| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月11日

No289 車内広告の世界(49) 平成28年4月



電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは時代を反映し、デザインやキャッチが最先端、見る人を飽きさせません。
そうした中から毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は、平成28年4月に出会ったポスターです。

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毎年4月はテレビ局の新番組スタート月間。
どの局も新番組のPRに熱心ですが−。

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こちらはNHKスペシャルの広告です。
なんと「老人漂流社会  忍び寄る老後破産」とあります。
朝の通勤ラッシュ時間帯、都心に向かう多くのサラリーマンの頭上にこうした広告が舞っていました。
内容は正しく、そのとおりなのですが、いかんせん気がめいてしまいました。

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一方同じ電車内では、民放からはこんな新番組の広告が−。
この国は、いったいどんな国なのでしょうか。

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4月と言えば春本番−。
いよいよ行楽シーズンの到来です。
という事でしょうか、4月の車内は飲料メーカーのPRが花盛りでした。

これはコンビニ販売に特化したビールの広告です。
飲料メーカーの広告は、とにかく目につきます。

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紅茶やミルクコーヒーも…。

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そしてペットボトルの、烏龍茶もあります。

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元気いっぱいの、こちらはチューハイのPRです。

実はコンビニや自動販売機での清涼飲料水の販売が、近年、年を重ねるほどに落ち込み傾向が進んでいるとのことです。
それらの大敵は、コンビニで売られている「コーヒー」なのです。
いまではどの系列のコンビニでも、レジ前には100円ポッキリのコーヒー販売機が見られるようになりました。

そう、あれなのです。電車内の飲料広告の多さは、そうしたコンビニコーヒーに押されている苦境を反映しての事なのかもしれません。

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ここからは個性的な広告です。

オランダの会社が世界展開するミント風味の シュガーレス清涼菓子、FRISK (フリスク) の広告です。
販売は日本の会社ですが、大元は欧州系の会社とあって、広告の雰囲気は日本のものとはかなり異なります。

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こんな広告も、登場しました。なんだか物騒な印象を持ちますが、実は自宅でできる遺伝子検査の広告です。

検査キットを使用して癌や生活習慣病などの発症リスクや体質の遺伝的傾向を知ること ができるという事です。

アメリカの女優アンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝的に乳がん発症の可能性が高いと判明し、予防措置として自らの乳房を切除したというニュースは、まだ記憶に新しいところです。

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この広告−。
『む、む、むっ。何っ、車内広告に祭壇?−』と思いきや、よく見ると温泉の広告でした。
よく見れば、手前に大きく「ゆ」と書いてありますが、なんだか後方の写真の方が目につき、葬儀社の広告のような印象でした。

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こちらも個性的な広告ですが、東京西部、八王子市の高尾山の麓にある「TAKAO 599 MUSEUM」の広告です。

599とは、高尾山の標高です。高尾山の動植物を扱った美術館ですが、なかなか個性的なデザインです。

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日本を訪れる、海外からの観光客を支援する、新しいワンストップ観光情報サービスの広告です。

ぐるなびや鉄道事業者、空港会社などが手を結び、Wi-Fiスポットの検索や経路検索といった旅行中に役立つ便利な機能、観光地、飲食店、ショッピングなどの正確かつ詳細な観光情報をリアルタイムに提供するとしています。
本当に海外からのお客様が増えました。

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最後は5月末に行われる伊勢志摩サミットに関する、全国の鉄道事業者からの警戒警備強化のメッセージです。
サミットが近づくと、だんだんとこうしたポスターが街中に溢れてくると思います。

今月は、ご紹介した広告の数は多い方でしたが、仕上がり状態はまぁまぁ…といったところでした。
NHKの「老後破産」は、作品としては秀逸でしたが、朝から視界に入るコンテンツとしては、いささか強烈でした。

[撮影データ]
  〇首都圏鉄道 車内広告
  〇平成28年4月撮影

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posted by 特急高尾号 at 21:32| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

No288   東京・八王子 姿を消したバス転車台


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写真中央の、鉄製の丸いものが「転車台」(ターンテーブル)と呼ばれるものです。
この上にバスが乗ってくるりと回り、いとも簡単に方向転換します。

その昔、旧国鉄時代には簡単に向きを変えられない蒸気機関車が終着駅で転車台に乗せられ、方向転換を行っていた懐かしい光景を覚えている方も多いと思います。
現在では埼玉県大宮市や京都府にあるJRの鉄道博物館で、保存されている実物の姿をみることが出来ます。

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さて本題に入って、ここは東京・八王子市のJR中央線の高尾駅前です。ここを終点とする西東京バスが入ってきました。
お客様を降ろして今度は始発になりますが、構内が狭くUターンが出来ません。

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そこで先ほどの、バス専用の「転車台」の登場です。
バスはすぐさま「転車台」にのそりのそりと向かい−

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大きなボディをちょこんと、この「転車台」の真上に停車させます。

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反対側から見ると、バスの運転席の近くに、1本のひもがぶら下がっているのが分かります。

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このひもを運転士さんが引っ張ると、あら不思議−。

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「転車台」は大型のバスを載せたままぐるりと回転を始め、バスの車体はいとも簡単に方向転換(いわばUターン)と相成りました。

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そしてお客様が待つ始発用の停留所に向かいます。

スペースの無いバスターミナルで何十年と続けられてきた、いわば "生活の知恵" でしたが、この仕組みは3月末で幕を降ろしました。

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転車台の後ろにバスがUターンできる土地が新たに確保され、東京の西の端で繰り広げられていたこの珍しい仕組みは、静かに役目を終えることになったのです。

背後に高尾山がそびえる街中で、こうした光景が日々繰り返されていたとは−。
これだから街並みウォッチは、面白くて、楽しくて、たまりません。

[撮影データ]
  〇西東京バス 高尾駅前のバス転車台
  〇平成28年3月28日撮影
[ご注意]
  現在は、このバス転車台は使われていません。



posted by 特急高尾号 at 13:06| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする