2014年10月22日

No213 佐々木 昭一郎さんの世界

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佐々木昭一郎監督の映画、「ミンオン 倍音の法則」が東京の岩波ホールで公開されています。

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佐々木昭一郎さんといえば、元NHKのディレクターで、1980年代、「四季〜ユートピアノ〜」「川の流れはバイオリンの音」「夢の島少女」「マザー」など、類いまれな独特の誌的感性による映像世界のテレビ作品を次々と制作・放送し、イタリア賞、モンテカルロ国際テレビ祭賞、国際エミー賞、ギャラクシー賞、放送文化基金賞などの国際コンクール賞を次々と受賞し、その作風が視聴者を魅了してきたことで知られています。

1995年にNHKを退職した後は伝説の人となっていたのですが、このほど20年ぶりに沈黙を破り、初の映画作品制作で再び監督デビューしたものです。

というわけで、懐かしさいっぱいで佐々木昭一郎さんの20年ぶりの新作を見るべく岩波ホールへ出向いたのですが、ここでびっくり。なんとNHKが作成したご覧のような番組パンフレットに出合いました。

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ひとつは「佐々木昭一郎の作品をもっと見てみたいあなたへ」です。
ことし11月にBSプレミアムで放送される佐々木さんの作品のラインナップと、放送日時が記されています。
佐々木さんの作品はこれまでほとんど再放送はされていないという事ですら、「四季〜ユートピアノ」をはじめ今回の5作品の一挙放送は、熱烈な佐々木ファンにとってはまさに “事件” とでもいうべき出来事です。
しかも初回放送のフィルムをデジタルリマスター化し、撮影当時の登場人物や風景を鮮明に蘇らさせて放送するという事です。

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もう一つは、「伝説の映像作家 佐々木昭一郎 創造の現場」と題された、現在公開されている「ミンオン 倍音の法則」の映画制作を追ったドキュメンタリー番組です。

NHKのアーカイブス番組の放送は、当然のことながらふつうは「番組タイトル」が主軸となって広報されますが、今回は「佐々木昭一郎の作品を〜」と、番組制作者の名前を前面に出した広報・番組宣伝になっているところが驚きです。
またもう一作は、20年ぶりに映画でメガホンを取った佐々木昭一郎さん自身を扱った番組ですが、こちらも個人の名前を冠したタイトル名になっています。

NHKには昭和の時代、ドラマの「和田 勉」「深町幸男」、ドキュメンタリーの「相田 洋」と、固有名詞で通用する凄腕ディレクターが存在しましたが、佐々木昭一郎さんもその一人です。
その中でも佐々木昭一郎さんが最も個性的、誌的映像世界的、伝説的な存在でした。それ故佐々木さんは一般視聴者からは少々難解な存在と思われていたかもしれませんが、こうして独特の作風の価値が再認識され、再び放送されることに高い意義を感じます。

これから行われるBSでの “佐々木昭一郎の世界” の放送は、全てのテレビ番組・作品は文化的価値を有しており、それらを確実に保存・整備・後世に継承していくことの重要性を如実に示した好例です。
佐々木昭一郎さんのファンの一人として、関係者に敬意を表します。

[撮影データ]
  〇佐々木昭一郎監督「ミンオン 倍音の法則」映画ポスター
    東京・神保町「岩波ホール」で10月11日〜12月上旬 公開予定
  〇NHK制作 佐々木昭一郎さん 番組放送パンフレット
    放送は、26年11月の予定
  〇平成26年10月撮影
[関連情報]
  〇映画「ミンオン 倍音の法則」「NHK番組」等の紹介facebook

posted by 特急高尾号 at 21:45| Comment(0) | トピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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