2016年01月04日

No271 1月1日に発行! 週刊誌の踏ん張り


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2016(平成28)年は、出版社系週刊誌の草分け、『週刊文春』が創刊60周年を迎えるという記念すべき年だそうです。
しかし一方で、読書離れやスマホ普及などにより週刊誌の読者は減り続け、発行部数低下は年々歯止めが効かないほどの状態に追い込まれています。そういう意味では、ことしは節目の年だそうです。

そうした状況を何とか打破しようと、昨年1月1日に『週刊文春』が別冊を発行、ことしは『週刊文春』に続けと『週刊現代』、『週刊ポスト』も元旦に特別号を発行、コンビニのセブンイレブンで限定発売しました。文春は『週刊文春ウーマン』と名付け、女性読者用の編集となっています。
正月は全ての週刊誌が合併号となり、新しい号を出さないのは良くないとの考えで発行したという事です。

そこで正月のセブンイレブンを覗いて見ると、一番上の写真にあるように、この3誌が仲良く 並んでいました。さてどんな記事がとそのうちの2誌を購入、早速中身を見てみると−

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右は『週刊文春』の原節子、左は『週刊現代』の夏目雅子です。
両誌とも最初のグラビアの中心はかつての昭和時代の代表的な女優、タレントのグラビアが占めています。思い出、懐かしさにひたるといった感じ、紙面作りです。

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グラビアの後に続く記事は、『文春』は生活全般や年金、老後、医療などの実用記事、『現代』は昭和時代のテレビ番組やスター、スポーツの名場面などを振り返るというもので、それぞれの記事は分量も少なく肩ひじ張るものではありません。それだけに逆に軽く流している(書かれている)、編集されているような雰囲気が濃厚でした。

新しい読者を開拓する−、このままではじり貧になるという危機感から元旦発行にこぎつけたのだと思いますが、心意気に比して内容が追いついているとはいい難く、少々残念な気がしました。

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かつて週刊誌は、新聞やテレビでは放送されない文化・芸能・スポーツ、そしてスキャンダル、さらにはスクープ記事が売り物で部数を伸ばしてきました。
しかしその分野にディリーのテレビ、新聞が大勢力で踏み込み、さらにスマホなどのオンラインツールも情報を次々と提供するとあっては、もはや勝負ありの感です。

それではと近年の『現代』・『ポスト』は競争関係にありながら、まるで共同戦線を張るように「年金」、「老人ホーム」、「高齢者の性」などに特化した特集を同一時期に行い、両誌が手を携えて部数増加作戦を展開しているようにさえ見受けられます。これでは『週刊 団塊の世代』とでも誌名を変えた方がよさそうです。

出版社系に限らず、全ての週刊誌・月刊誌はオンライン系情報メディア・ツールとの闘いの中にありますが、週刊誌は紙媒体ならではのぬくもり、特集記事の展開、記録、保存性など、他の媒体にはない特色、優位性を活かしつつ、新たなコンテンツ提供のあり方を模索し、再び活性化の時代を取り戻して欲しいと思います。

[撮影データ]
  〇平成28年1月1日発刊
    『週刊文春ウーマン』『週刊文春』『週刊現代』

posted by 特急高尾号 at 21:19| Comment(0) | トピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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