2017年08月12日

No349 2017年半ば 週刊2誌の広告から


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週刊現代、週刊ポストの2誌が仲良く並んだ、8月半ば夏休み2週間分の合併号の広告です。

ことしも半ばを過ぎ、この2誌の広告記事から、ことし前半のニュースや話題、トレンドを見てみました。


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まずは週刊現代。

広告右側、買ってもらうための売り一番手記事は、「番記者に聞いた総理はいつやめるのか」です。“一強時代”が長期にわたりましたが、一年前には信じられないようなタイトルです。


また「北朝鮮をアメリカは空爆する」と、まるで戦争時代に突入するかのような文字が躍っています。100%非現実的ではないところが恐ろしい点ですがとこの記事を書いている最中、今度は北朝鮮がグアム島周辺へのミサイル着弾も辞さないと表明しました。

こちらも一年前には信じられないような出来事です。

首相の一強盤石体制の潮目が変わる可能性があること、アメリカと北朝鮮の軋轢が高まっていることが、ことし前半の最大事といえそうです。


そのほかは、定番のシニア世代向けの記事のオンパレードです。

「相続税」、「絶対に受けてはいけないガン治療」、「60歳からの〜」、「日本の4大女優」などのタイトルが並びます。女性グラビアは松坂慶子さん、関根恵子さん、風吹ジュンさん、竹下景子さんで、いわばアーカイブス版グラビア大会です。


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次いで週刊ポストは…。

いきなり特大文字で「老前破産」です。

「相続対策」、「65歳になったらやってはいけない薬、手術、運動…」と続き、グラビア女優は何と50歳の南野陽子さんです。


この2誌はかつて働き盛りの男性社会人がメイン購読層でしたが、現在は記事のタイトルや登場する女性タレント名を見れば一目瞭然のように、かつての購買層、現在のシニア層が読者の中核をなしていることは明らかです。


実際にはシニア読者層が、購入組か立ち読み組かは定かではありませんが、両誌ともシニア層にとって有益な情報を提供していることは確かです。しかし一方でその内容からかえって心配や不安が増幅するのではないかと案ずる向きもあるかもしれません。


週刊誌はよく“時代の鏡”と言われますが、出版不況が続く時代にあって、出版社の商魂と読者の関心事がほどよくかみ合っているこの2誌は、まさに“時代の鏡”の役割を果たしているようにも思えます。



posted by 特急高尾号 at 22:28| Comment(0) | トピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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