2018年06月07日

No388 車内広告の世界(74) 平成30年5月


首都圏を走る電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターを、毎月定点観測しています。
今回は平成30年5月に出会った広告です。

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今月のびっくりは、これです。
なんと頭上は、女性の足を切り抜いた広告でした。仕事にレジャーに買い物に。今日の女性のおみ足は疲労がいっぱい。そこで疲れた足をスッキリさせる貼り薬…、という広告でした。
車両全部がこの広告で専有されていましたから、とにかく目立ちました。

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5月は競馬のG1レース、日本ダービーの季節です。
さすがお金持ちの日本中央競馬会。この広告に、超有名芸能人がずらりです。日本一の豪華版広告と言えるかもしれません。皆さまの支払った馬券代から、 こうした広告経費が捻出されているということでしょうか。

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同じくじでも、“子育て支援” とあれば、財布のひもが緩みます。
この広告を見て、ついつい10枚買ってしまいました。購入金額の9割は、まさに “子育て支援” に回りました(笑)。

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マツコさんがつぶれそう…。身体が大きいということで広告のキャラクターになれる人もいればー。

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一方で、こんなにスリムになった有名人も。本当に、人それぞれですネ。

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昔から脱毛の広告はありましたが、最近は “全身脱毛” を謳うものが増えてきました。上の2枚はその手の広告です。

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最後は『JR時刻表』の広告です。
「知っていますか?」と時刻表の内容を紹介していますが、私には見る人に、「時刻表って知っていますかー」と問いかけているように見えました。
スマホでなんでも簡単、かつ自分好みの検索が出来てしまう時代、「時刻表はいつまで生き延びられるのかなぁ…」などと、走る列車の中で思いあぐねてしまいました。

[撮影データ]
  〇平成30年5月 首都圏鉄道車内広告

posted by 特急高尾号 at 00:21| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

No384 車内広告の世界(73) 平成30年4月


首都圏を走る電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターを、毎月定点観測しています。
今回は平成30年4月に出会った広告からです。

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ドリームジャンボ宝くじの広告です。
年末のものではありません。新しいバージョンで、今回は「5億円  ミニ5,000万円」シリーズです。
ジャンボ宝くじはいつも大胆な車内広告が目立ちますが、最近は年中行事となっているようです。鉄道事業者から見ると、車内吊り広告の優良顧客主かもしれません。

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こちらはスポーツくじのBIGです。車内は期せずして億単位のくじの広告が並びました。

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「貼って」という広告は、福島県のものでした。
福島県の魅力を「来て」、「呑んで」、「味わって」、「住んで」など5つの写真で表現したもので、この写真の大型ポスターを貼ってくれる人を募集するというものでした。

東日本大震災からすでに7年が経過していますが、首都圏鉄道での継続的な広告掲出の福島県の取り組みについては、いつも頭が下がる思いです。いつもながら福島県の吊り広告デザイン、仕上がりは秀逸ですか、長期間に亘る広告製作や電車内での掲出経費はどのように賄われているのか、少々気になっています。

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こちらは「小笠原諸島返還50周年」の広告です。周りの色々は50種類あり、小笠原の数多い魅力を表現しているということです。

そもそも小笠原諸島は、東京都特別区の南南東約1,000qの太平洋上にある島々で、行政区分は東京都小笠原村です。
戦後70年を越え、この小笠原諸島がかつて太平洋戦争の敗戦でアメリカに占領されていた事実を知らない車中の人々も多いはずです。
車内では期せずして、先の福島と小笠原諸島の広告が並んで掲出されていました。

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4月は春の競馬シーズンの幕開けです。
2枚の広告は、どちらも東京・府中市にある東京競馬場のものです。
最近は馬券片手のおじさん、お兄さんだけではなく、家族連れ、お子様、若者などなど、多くの人々が集う、楽しめる、遊べる競馬場を目指していることが、この内広告からもはっきりと伺えます。

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こんな広告もありました。
同じ人と思えませんが、この人の減量は有名です。

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2018年度本屋大賞の広告です。
書店員などの投票で選ばれる本屋大賞はニュースでも扱われますが、こうした広告は初めて見たような気がします。よく見ると、大賞受賞作の出版社が出した広告でした。
けっこういい感じで目立っていました。

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「質流れ品」ー。
もはや死語だと思っていましたが、東京・新宿のデパートの広告でした。しかも「質流れ品大市」とありました。

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ネットによる定期券予約販売システム開始の広告です。なんと「ちはやふる」が登場です。
しかも広告の2/3のスペースを占めているので、いやがおうにも目立ちます。

新入生や新年度がスタートする学生相手の定期券購入に関する広告でずか、お堅い電鉄会社も最近はこんなデザインでアピールする時代となりました。結構楽しいですね。

[撮影データ]
  〇平成30年4月 首都圏鉄道車内広告

posted by 特急高尾号 at 21:50| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月07日

No374 車内広告の世界(71) 平成30年2月


首都圏を走る電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターを、毎月定点観測しています。
今回は平成30年2月に出会った広告からです。

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“働き方改革” は企業やサラリーマンだけではなく、もはや国民的課題になり、2月は連日国会でも集中審議が行われました。

そうした時代ですから、広告の世界にもこの5文字が出ない訳がありません。これは勤務時間を適切に管理する支援ツールの広告です。

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こちらは仮想通貨の広告です。
先ごろ仮想通貨の一つに不正アクセスがあり、500億円分以上もの仮想通貨が流出した事件は、まだ記憶に新しいところです。
そうした時代でも、仮想通貨の広告は逞しく車内に存在していました。

ところで2月は、ハッとするような広告にはあまりお目にかかれませんでした。しかし東京・新宿と多摩地区を結ぶ2つの競合鉄道路線が2月、3月と立て続けにダイヤ改正を行うことになり、期せずして鉄道会社同士の広告合戦のような光景が繰り広げられました。

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一方の雄、京王電鉄の新宿駅が凄いことになってました。
ダイヤ改正で有料の座席指定列車が登場しますが、駅構内は壁面という壁面に、大広告が展開されていました。

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こちらは特急ロマンスカーで有名な小田急電鉄新宿駅です。
3月のダイヤ改正では複々線の完成に合わせて新型ロマンスカーを登場させるなど元気百倍ですが、構内の広告はなぜか地味です。
その分テレビコマーシャルをガンガンと放映しており、「ダイヤ改正でテレビCMまでやるのっ!」と、人々の大きな話題となっています。

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こちらは2社の車内吊り広告です。
上が京王、下が小田急です。京王はダイヤ改正で登場する座席指定列車の新型車両が、小田急は都心部とを結ぶ複々線が完成するため同時に4本の列車が並んで走る光景が主役です。デザイン性や訴求力の感じ方は人それぞれですがー。

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極めつけは京王の運賃値下げ広告です。
この時代、値下げ自体が驚きですが、なんと相手方のダイヤ改正日に自社の運賃を値下げするという “切り札” を持ち出しました。

車内や駅構内の広告は、東京西部で繰り広げられている私鉄2社のダイヤ改正競争を大いに盛り上げるに十分な舞台装置でした。
メディアも利用者もどちらに軍配が上がるかを注目しています。

今月はいつもと少し違う視点での報告となりました。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内吊り広告 
   及び京王電鉄、小田急電鉄ダイヤ改正広告
  〇平成30年2月撮影

posted by 特急高尾号 at 23:46| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月03日

No371 車内広告の世界(70) 平成30年1月


首都圏を走る電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターを毎月定点観測しています。
今回は平成30年1月に出会った広告たちです。

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新年1月のホットな広告と言えば、初詣や初売・バーゲンが定番です。でもこのところ初詣の方は、激減しているように思います。
そこで初売り、バーゲンの広告を見てみるとー。
これは昔から見られるごちゃごちゃ、満艦飾のものです。でもなにか懐かしさのようなものを感じる空気感もあります。

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こちらはCLEARANCE、クリアランスと、文字だけのタイプです。
こちらもアルファベットを使っているとはいえ、どちらかというと旧来タイプのデザインです。
でも〇〇%値引きと数字を入れないでポイントUPだけに留めている点は、デパートとしての品位、プライドを保っているということでしょうか。
きっとCLEARANCE、クリアランスという文字だけで十分という判断なのかもしれません。

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こちらは同じクリアランスでも、洒落たデザインで迫っているものです。
上の写真と下の写真のポスターは、実は隣り合わせのデパートです。

バーゲン一つとってもアピールのセンスがこんなに違うのですから、広告の世界は面白いです。オーバーに言えば、そのデパートの “広告文化” そのものですね。

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こちらはアウトレットの広告です。
通年で割引価格ですから、バーゲンでもなく、どうするか…、と悩んだのでしょうか。「新春サプライズ」とありました。
でも何か、いまいちぴしっ!とこない、中途半端な印象でした。

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半世紀前から伝わる元祖駅弁大会です。
このデパートのものが、本物の大会のルーツだそうです。大人気で、例年大変な人出です。

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あのリカちゃんです。
こちらも半世紀、誕生50周年記念展だそうです。凄いですね。
リカちゃんもまた、一種の文化ですね。

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「僕が卒業しても、」とあります。
日本骨髄バンクは、時々にこうした立ち止まって見つめてしまう広告を展開します。いつも卓越した作品となっています。

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お金は誰にとっても必要なものですが、こんなに直截的に迫られるとー。いやいやこれが広告の世界なのかもしれません。

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これが何の広告か一目でわかる人は凄いです。
私はまたまたパチンコ業界のものかと思いきや、じつは3次元マスクの広告でした。ウィルスや花粉をシャットアウトしているデザインでした。

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来月から運行開始される大手私鉄の有料座席指定列車の広告です。
有料でも快適に座って帰りたいという利用者のニーズに応えるというのが鉄道会社の大義名分ですが、実は人口減や在宅勤務時代に先細りとなる運賃収入の減少時代に備える、将来に向けた安定収入確保の施策なのです。

首都圏も関西圏も、鉄道事業者の間では今日、この経営戦略が主流になりつつあります。
座席指定列車もいいが、通常列車の混雑も何とかしてくれという声が聞こえてきそうです。

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その鉄道事業者、首都圏22社の私鉄・地下鉄・モノレールで展開してきた磁気カードが、スイカやパスモの順調な拡大によって1月、ついに払い戻し終了によって完全引退となりました。

2000(平成12)年10月に導入されてから僅か12年での幕引きでした。
パスネットは金額式プリペイドカードで、いちいち小銭を用意しなくても改札に入れるという、登場時としては画期的なものでした。
しかし2007(平成19)年に登場したスイカ、パスモはチャージ可能、定期券としても利用可能、そしてJR・私鉄も問わず全国で使用可能という超優れもので、僅か7年でパスネットを駆逐してしまいました。
デジタル技術進展の速さには驚くばかりです。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内吊り広告
  〇平成30年1月撮影

posted by 特急高尾号 at 15:25| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月29日

No367 車内広告の世界(69) 平成29年12月


首都圏を走る電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターを、毎月定点観測しています。今回は平成29年12月に出会ったポスターです。

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この時期、手帳販売の版元として、定番中の定番企業です。

これだけシンプルな広告で勝負できる企業は稀有です。広告デザインに悩む多くの企業の広告担当者はきっとうらやましく眺めているはずです。

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来年2月に開催される韓国・平昌(ピョンチャン)オリンピックを目前にしたアイススケート男子と、サッカーの2017年度国内大会のテレビ放送の広告です。

型破りの広告に、朝から見入ってしまいました。五輪出場選手が決定するアイススケートは男女ともにこれまでにない接戦となり、視聴者を興奮させたことはご存知の通りです。

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日本人が最も大好きとする画家ゴッホ−。そのゴッホの展覧会が、いま東京で開かれています。
もとよりゴッホ自身が、日本画を通じて日本に大きな憧れを抱いていたことは、有名な出来事です。
そのゴッホが今日、日本の通勤電車車内に度々登場するのですから、歴史は面白いものです。

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12月公開の映画です。
神奈川県を走る江の島鎌倉電鉄、江ノ電が舞台のようです。
なにか楽しくて、ついついパチリ、してしまいました。

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久しぶりのパチンコが登場です。
この業界の広告は、いつもびっくりするくらい元気です。

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同じ車両の中には、光明がなかなか見えない国の大課題もー。
車内広告は、あらゆる世界が詰まっています。

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全国の皆様がお世話になったこのカードも、間もなく完全引退を迎えます。
チャージが出来ないという点が致命的でした。テレホンカードと並んで、一斉を風靡したこれらのカードも終焉を迎えます。

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さて年末に入り、お酒を多く飲む季節がやって来ました。
相変わらず酔っ払いがお酒の勢いで、鉄道係員に理不尽な暴力を振るうトラブルが絶えないようです。
鉄道員の間では、午後10時台が最も危険な時間帯だということです。

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同じ年末ものでも、こちらは随分と濃いというよりも、熱い広告でした。
朝から、うっとおしいくらいのムンムン・ムレムレといった感じでした。

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ことし最後はコレです。
正月の2日、3日に行われる箱根駅伝の広告です。参加校のタスキをあしらったもので、なかなかのアイデア、出来栄えでした。

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ところがどうでしょう!。
前のものは私鉄電車内のものですが、こちらはJR山手線車内のものです。同じデザインでも、印刷された紙媒体のものではなく、こちらはなんとタスキが本物の布製でした。

びっくりしました。お客様も興味深々、まじまじと見入っていたことがうなづけます。このアイデア、本当によく考えだしたなぁ…と感心しきりとなってしまいました。

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最後は、オマケです。
各地の鉄道車内で、いまこうした広告が飛び交っているはずです。
よい新年をー。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内吊り広告
  〇平成29年12月撮影
   
posted by 特急高尾号 at 23:05| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする