2018年06月20日

No390 京都・鷹峯の不思議なオブジェ


京都・洛北のホテルに泊まった時のことです。
深夜、温泉につかるためロビーを歩いているとー。

390-1 月のオブジェ 東急ハーベスト・京都鷹峯 30.6.15.jpg

 ホテル中庭の池、そして植え込み向こうに、何やら不思議な光りと球体のようなものが見えてきました。

390-2 月のオブジェ 東急ハーベスト・京都鷹峯 30.6.15.jpg

そろりそろりと近づくと、まるで自分がSF映画の世界に立っているような感覚に陥りました。

390-3 月のオブジェ 東急ハーベスト・京都鷹峯 30.6.15.jpg

全体像が見えてきました。
闇夜の中庭で光を放つこの物体は、果たしていったい何なのか、想像もつきませんでした。

390-4 月のオブジェ 東急ハーベスト・京都鷹峯 30.6.15.jpg

390-5 月のオブジェ 東急ハーベスト・京都鷹峯 30.6.15.jpg

この姿を見て、温泉に入るどころではなくなりました。
ホテルが飾るオブジェとしては巨大すぎるし、そもそもこれは何を現しているのかー。
京都・洛北の地と、この不可思議な球体はどんな関係があるのかー。いよいよ眠れなくなりそうです。

390-6 月のオブジェ 東急ハーベスト・京都鷹峯 30.6.15.jpg

興味津々、ゾクゾクでしたが、ついにこの日はこの物体の正体は分からず終いでした。

390-7 月のオブジェ 東急ハーベスト・京都鷹峯 29.10.jpg

翌日早々と、フロントに件の球体の正体を尋ねるとー。

『花札の、8月の「芒(ススキ)に月」のカードをご存知ですか。描かれている丸い月の下の山は、実は当ホテル背後の鷹峯(たかがみね)の山々なのです。そのいわれから、ホテル内に丸い月の形をしたオブジェをところどころに配しているのです』と返答がかえってきました。
つまり不思議なこの物体は、鷹峯の山々を照らす月を現したオブジェでした。

写真はオブジェのあるホテル、そして背後の山々は鷹峯です。
江戸の時代、京の貴族や武士、そして多くの町民が見たであろう鷹峯とそれを照らす月景色の空気感を、現代においても感じてほしいー。そんな願いをこめて、このオブジェは創られたのかもしれません。

[撮影データ]
  〇京都・洛北のリゾートホテル「東急ハーベスト 京都・鷹峯」内の
   月を模したオブジェ
  〇平静30年6月15日撮影

[ご参考]
posted by 特急高尾号 at 00:00| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月14日

No389 ホーム 水飲み場の行く末



389-4 ホーム水飲み場小田急線向ヶ丘遊園駅 30.4.12.jpg

年配者には懐かしい、野外の水飲み場です。
この形の水栓、蛇口から水道水が垂直に上に吹き出し、その水を口で捉えるようにして喉を潤した経験は、多くの人がお持ちのはずです。

389-5 ホーム水飲み場 小田急線向ヶ丘遊園 30.2.27.jpg

ここは新宿と小田原を結ぶ、小田急線の向ヶ丘遊園駅ホームです。
ホームの水飲み場としては、なかなか洒落たデザインです。さすが小田急線といった感じです。

389-1 ホーム水飲み場 新宿線岩本町 30.2.22.JPG

389-2 ホーム水飲み場 新宿線岩本町 30.2.22.jpg

さてこちらは、お堅いイメージの都営交通新宿線岩本町駅ホームです。
こちらも負けず劣らず、水飲み場はとてもきれいに整備されています。車いすの方も利用可能な設計にするなど、配慮がなされています。

389-3 ホーム水飲み場 新宿線神保町駅 30.2.27.jpg

同じく都営新宿線の神保町駅です。古本の街のこの駅も、ホーム壁面に端正に水飲み場が整備されていました。

しかしこれらは例外とでもいうべき光景で、最近はホームの水飲み場は激減していると聞きました。すでに全廃している鉄道事業者も数多いそうです。
ペットボトル飲料の普及やラッシュ時には水飲み場が通行の妨げになること、さらに乗客が水道水や水飲み場自体の衛生状態を嫌う風潮が、減少傾向の原因のようです。
一方で都営地下鉄などの公営交通や一部の私鉄事業者では、水飲み場は伝統的サービスの一環として位置づけ、敢えて整備を続けている例も見られます。

389-6 ホーム水飲み場小田急線向ヶ丘遊園駅 30.4.12.jpg

389-8 ホーム水飲み場小田急線向ヶ丘遊園駅 30.4.12.jpg

かつてはどの公園や鉄道駅でも見られた水飲み場ー。
時代とともに人々の衛生観念から衰退傾向にあるようですがか、どっこい冷たく冷えた水を提供する冷水機などに姿を変えつつ、図書館などの公共施設、病院やクリニック、デパート、それにコンサートホールなどではしっかりと生き続けています。
どうやら安心・安全と思われる施設内では生き続け、鉄道駅や公園など、いわゆる旧式な水栓タイプのものは姿を消しつつあるというのが現況のようです。

ペットボトルなどがまだなかった時代から今日まで、人々の喉を潤し続けてきた街頭の水飲み場ー。
懐かしい昭和時代の形、名残りともいうべき存在ですが、その行く末を見守りたいと思います。

[撮影データ]
  〇鉄道駅 ホーム水飲み場 掲載順
    小田急線 向ヶ丘遊園駅
    都営新宿線 岩本町・神保町駅
    小田急線 向ヶ丘遊園駅
  〇撮影 平成30年2月〜4月

posted by 特急高尾号 at 08:20| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月26日

No387 半世紀ぶりの秋葉原 果たして昭和の名残りは―


半世紀ぶりー、と言ったらオーバーに聞こえるかもしれませんが、私が中学生時代に通った秋葉原の電気街に、5月の連休中に足を運ぶ機会がありました。 387-1 秋葉原電気街 30.5.jpg

JR改秋葉原駅の電気街口改札札を出てまずびっくり。

目の前の四方を高いビルに囲まれてー

387-3 秋葉原電気街 30.5.jpg

387-2 秋葉原電気街 30.5.jpg

387-4 秋葉原電気街 30.5.jpg

ビルというビルの外壁は、アニメのキャラクターやゲームコンテンツの看板で満艦飾ー。もう、「びっくりしたぁっ!」というほかに言葉は見つかりませんでした。

387-5 秋葉原電気街 30.5.jpg

この地が元祖と言われるメイド喫茶のお嬢様がいました。
外国からのお客様に道案内を買って出ていました。自然な雰囲気で、いい感じでした。それにしても外国人の多いことー。「アキハバラ」は国際語のようです。

387-6 秋葉原電気街 30.5.jpg

懐かしい駅前の大通りは歩行者天国になっていました。
ガードの上を走るのは、JR総武線の電車です。“ホコ天”は完全に、国際色豊かな開かれた場と化していました。

さて、本題です。
半世紀前、ラジオの真空管、アマチュア無線の部品、当時流行ったセパレートステレオのスピーカーを探し求めて歩いた空間は現在どうなっているのか。存在しているのか否かー。

387-8 秋葉原電気街 30.5.jpg

その答えは、このビルの中で息づいていました。

387-9 秋葉原電気街 30.5.jpg

天井を走るむき出しの配管ー、

387-11 秋葉原電気街 30.5.jpg

387-10 秋葉原電気街 30.5.jpg

間口が畳み一畳分のような、狭くて小さな店舗が並び続く光景ー。

387-12 秋葉原電気街 30.5.jpg

387-13 秋葉原電気街 30.5.jpg

極めつけはこの空気感ー。
もう、完全に、半世紀前に戻りました。店主に断りを入れ、撮影させていただきました。

387-14 秋葉原電気街 30.5.jpg

階段の途中に、こうした看板があるのもうなずけます。

000010.jpg

387-15 秋葉原電気街 30.5.jpg

387-16 秋葉原電気街 30.5.jpg

今も残る専門性を極めた老舗の数々ー。そして世界に誇るアニメとゲームコンテンツの世界ー。この2つが混在する不思議な、かつ活気溢れる街、秋葉原。

昔日の、青春時代の思い出に浸るには十分な空気感と、今日の新しい文化を堪能した一日でした。

[撮影データ]
  〇東京・秋葉原電気街
  〇平静30年5月撮影

posted by 特急高尾号 at 00:00| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月20日

No386 1杯300円! 映像で見せる自販機コーヒーの驚き


386-1 映像モニタ付き自販機.jpg

東名高速道路パーキングエリアで、お値段も仕掛けも凄い自販機を見つけました。
数あるコーヒー飲料などの自販機の内、一番左に鎮座しているのが、それです。

386-2 映像モニタ付き自販機.jpg

光輝くボタンで満艦飾ー。目が回りそうです。

386-3 映像モニタ付き自販機.jpg

それに、このお値段です!。
ふつうのものは150円ですが、カプチーノが250円、カフェモカにいたってはなんと300円もします。
自販機コーヒーで250円、300円!というお値段には初めて出会いました。

どれどれと、どんなお味かと250円のカプチーノに挑戦してみました。

386-4 映像モニタ付き自販機.jpg

取り出し口には、「上のテレビも見てネ!  カメラが調理シーンをライブで放映‼!」とありました。

386-5 映像モニタ付き自販機.jpg

再びどれどれと目を上にやるとー、中央に真四角の大きなモニターがー。

386-6 映像モニタ付き自販機.jpg

お金を投入するやいなや、「あなたのためにドリップ中」の文字とともに、1杯ごとにコーヒー豆を挽いて調理するライブ映像が映り始めました。

386-10 映像モニタ付き自販機.jpg

386-7 映像モニタ付き自販機.jpg

なんと最後には、ご丁寧にカップに蓋が被される光景もー。
なるほどなるほど、250円や300円の付加価値はこれかと、しばし見入ってしまいました。

386-11 映像モニタ付き自販機.jpg

美味しかったかと言われれば、『話題料込で、それなりにー』というところでしょうか。
メーカーさんは、「値段に相応しいコーヒーを、本当に真面目に提供しています」との思いを込めているのかもしれません。

386-9 映像モニタ付き自販機.jpg

ふだん街中で飲料の自販機を利用しますが、街中ではこうした自販機には出会ったことが在りませんでした。
どうも高速道路のパーキングエリアには、最先端機器が置かれているようです。

高速道路を度々利用するドライバーの方々には当たり前の光景で、『何をいまさらー』と笑われそうですが、1年半ぶりに東名高速を走った私にはびっくり仰天の光景でした。

[撮影データ]
  〇カメラ映像付きコーヒー自販機
  〇東名高速下り線 足柄サービスエリア内
  〇平成30年5月17日撮影

posted by 特急高尾号 at 10:22| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月06日

No385 走る電車が目の当たり 驚きcafe 〜マーチエキュート神田万世橋〜


385-1 マーチエキュート神田万世橋 2F外cafe 30.4.29.jpg

友人に、東京・神田のもと交通博物館跡地の高架線上に、もの凄いcafeがあると聞いてさっそく出かけてきました。

そこは3方をガラスに囲まれ、左右をスピードを上げた電車が行き来するという、およそふつうでは考えられない “鉄道パノラマcafeレストラン“ でした。左右を走る電車は、JR中央線の快速電車です。

385-2 マーチエキュート神田万世橋 2F外cafe 30.4.29.jpg

目の前すれすれの場所を、10両編成の電車が3分おきに走り抜ける様が手に取るように眺められ、鉄道大好き人間にとっては、この上もない、極上のパノラマ空間でした。

385-11 マーチエキュート神田万世橋 2F外cafe 30.4.29.jpg

ここは東京のJR中央線、御茶ノ水―神田間の高架線上です。
画面中央のガラス張りの建物にご注目。なんと線路敷地内の上り線と下り線に挟まれた格好で、このcafeレストランはありました。
この位置は、戦前まで「万世橋」駅があったところです。

385-13 マーチエキュート神田万世橋 2F外cafe 30.4.29.jpg

385-12 マーチエキュート神田万世橋 2F外cafe 30.4.29.jpg

電車内の乗客からは、このように見えます。
立っている人の目線と同じ高さの位置にcafeレストランがあり、初めて見る人はびっくりしてしまいます。

385-5-2 マーチエキュート神田万世橋 2F外cafe 30.4.29.jpg

cafeレストランがあるJR中央線の高架線部分の全景です。右の川は神田川です。
ここはもともと、中央線がまだ東京駅から発車する前の時代、中央線の前身甲武鉄道の起点駅「万世橋」駅でした。
1912(明治45)年の開業でしたが戦時中に不要不急不駅として休止状態となり、以後高架下は交通博物館などに利用されていました。

385-6 マーチエキュート神田万世橋  30.4.29.jpg

2013(平成23)年には「マーチエキュート神田万世橋」と名付けられたお洒落な商業施設に再開発されました。内部はアーチ構造の支柱がうまくデザインとして活用され、ここが鉄道の高架線下だという雰囲気に満ち溢れていました。
cafeレストランは、この万世橋駅高架下と高架上のホーム跡地の再開発事業の一環として整備されたものでした。

385-7 万世橋駅 エキュート内に保存されている1912年開業時の階段 30.4.29.jpg

385-9 万世橋駅 エキュート内に保存されている1912年開業時の階段 30.4.29.jpg

385-12 マーチエキュート神田万世橋 1912階段 30.4.29.jpg

高架線上にあるcafeレストランへ向かうには、遺構として開業当時そのままの姿で保存されている階段を登ります。
まるで万世橋駅開業の1912年から2018年へと、100年を超えるタイムスリップ感を味わうかのような雰囲気です。

385-10 マーチエキュート神田万世橋 2F外cafe 30.4.29.jpg

その先に、この舞台装置が待ち受けています。
万世橋駅は甲武鉄道の起点駅、そして万世橋駅付近は当時の東京市電の一大ターミナルが形成された東京の交通の要衝地でした。

周りを近代的な高層ビル群に囲まれた東京・神田で、現存する遺構ともいうべき明治時代のレンガ造りの万世橋駅跡地で、こうした空気感と素晴らしい光景に触れられることに、交通ファンの一人として大きな意義を感じたことでした。

[撮影データ]
  〇中央線万世橋駅跡地で再開発された「マーチエキュート神田万世橋」
      2Fにある線路敷地内のcafeレストラン 
      山手線・総武線秋葉原駅電気街口から徒歩4分
  〇平成30年4月29日、5月2日撮影

続きを読む
posted by 特急高尾号 at 00:00| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする