2017年07月03日

No344 車内広告の世界(63) 平成29年6月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端で見るものを飽きさせません。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成29年6月に出会ったポスターです。

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『ざんねんなお知らせ』と書かれた囲みの中には、「スカンクはおならがくさいほどモテる」とあります。
楽し気なイラストと、ユニークで楽しいコメントに、ついつい惹きつけられてしまいます。

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別の車両では同じ広告主が別の動物での小話を展開していました。
こちらは、「アライグマは食べ物をあらわない」とあります。

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『えぇ〜っ』ということで、さらに別の車両に行くと、またまた…。
手帳で有名な高橋書店が「ざんねんな いきもの辞典」という書籍を発刊していて、その本の広告でした。
各車両ごとにシリーズの広告を出すという、乗客の気づきの楽しみもあり、『うまい広告だなぁ…』と思ったことでした。

「書籍も高橋 35万部突破!」と、元気のいいコメントも添えられていました。

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お馴染み「ニトリ」の広告です。
最近は次々と都心のデパートなどに出店していますが、ついに渋谷の公園通りに進出です。

かつては郊外の私鉄沿線などでの展開が中心でしたが、最近は "破竹の勢い" まさにここにありといった勢いです。
『ついにここまできたか』という印象は、誰もが感じたはずです。

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「ふれるたび、子どもは大きくなる。」とあります。

何のことかと思いきや、ことし5月にJR東日本が発足 30 周年を記念して立ち上げたこども向け体験学習型ツアーの広告でした。

この夏、漁業・農業・林業体験など 家族で楽しく学べる体験トラベルを展開し、鉄道に乗ってもらおうという算段のようです。

因みにこの広告は、私鉄電車内でのものでした。

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夏の飲み物と言えば冷たいビールが筆頭ですが、これはお中元の広告2種です。
で、よく見ると上の飲料製造メーカーの広告は、女優さんが和服で風呂敷の手土産…、という昭和時代から続く典型パターンの広告。

それを販売する下のデパートなどの大型小売店の広告は、様々な商品写真と割引率を明示したパターン。こちらもまた伝統的な手法でした。

中元広告は、昭和の時代から何も変わっていない?!と言ったら、言い過ぎでしょうか。

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本格的な夏を前に、電車内はビールに限らず冷たい飲み物の広告でいっぱいでした。

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最後は、交通事業者や国交省が共同で展開している鉄道やバスでの事故防止キャンペーンの広告です。

駅構内やホームで障がいを持つ方やお年寄り、ベビーカーなどのお客様の事故が多いため、お客様同士でも優しい声掛けをと呼びかけるアピールです。
事故防止の最大インフラはホームドアの設置ですが、その点については肝心の鉄道事業者自身の温度差が大きいことも事実です。

[撮影データ]
 〇首都圏鉄道 車内等広告
 〇平成29年6月撮影


posted by 特急高尾号 at 22:27| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

No343 京都で出会った"個性派ビル"


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先月の京都旅行で、思わず立ち止まり、目を見張るビルと出会いました。
京都市繁華街の中心部、四条烏丸交差点近くでの出来事でした。

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遠目に見えてきた茶系色のビル全体が、何やら他のビルとは異なる質感に感じました。

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近づいて見てびっくり!。
窓ガラス以外のビル全体が、何と木材で覆われていました。

最近は緑化促進や環境に配慮ということで、外観の多くや屋上などを木々や植物で緑化するビルが目立ちますが、このビルはぐるり全体を木材で纏っていたのです。

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地上9階建てのこの個性的なビルは、賃貸のオフィスビルでした。
新しい「京都らしさのカタチ」をコンセプトに、地元の間伐材を外壁や内装に多用した、木の特性を活かしたユニークな賃貸物件だったのです。
内部も新しいワークスタイルがコンセプトとなっていて、シースルーエレベーターを備えた吹き抜けや “空中路地”のような機能をもたせ、
「自然な心地良さ」を有しているということです。

さすが京都!と、私はこのビルの心意気と、「和」や「美」に対する京都人のこだわりに感服してしまいました。
"現代の京町家" とでもいうべき個性派ビルとの対面は、京の町ならではの旅の楽しさでした。

[撮影メモ]
  〇木材で覆われた第15長谷ビル
              京都市中京区烏丸通四条上ル笋町688
  〇第15長谷ビル コンセプトなど
       〇平成29年5月15日撮影

posted by 特急高尾号 at 17:04| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

No342 楽しさいっぱい、街角キャラクター


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東京・浅草の街を歩いていると、なんとも楽しい光景に出会いました。

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歩道に沿ったビルの敷地に、数多くの "有名キャラクター" たちが所狭しと並んでいたのです。

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近寄ってみると、キャラクター達は9体も−。

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ポケモンやアンパンマン、ドラえもん、ウルトラマンなどは私にもわかりますが、初めて対面するキャラクター達もあり、全部の名前はわかりませんでした。
残念ながら、キャラクター達の名前や活躍の場所を記した案内はありませんでした。あまりにも有名すぎて、説明文以前のこと、ということなのかも知れません。
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実はここ、キャラクター玩具や模型などを扱う有名メーカーの本社ビルの敷地内でした。
県庁所在地の、JR駅前広場などではご当地出身の歴史上人物の銅像などがよく建っていますが、こちらは自社関連のキャラクター達が、自社PRや町興しに一役買っているという事でしょうか。

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浅草を訪れた外国人観光客や通りかかりの観光客も、みなカメラを向けていました。

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偉人の銅像も大切ですが、こんな "楽しいオブジェ" が街のあちこちや公共施設、様々なゆかりの地で見られれば、世の中もう少し平和になるのではないか−。そんなことを考えてしまいました。

[撮影データ]
  〇バンダイ本社前 展示キャラクター
  〇平成29年5月撮影

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posted by 特急高尾号 at 00:18| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

No341 車内広告の世界(62) 平成29年5月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端で見るものを飽きさせません。

そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成29年5月に出会ったポスターです。

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5月は春の競馬シーズン!。
全国各地の競馬場で、熱気ムンムンのレースが展開されたはずです。
ということで電車内も、とても賑やかでした。

こちらは春のメインレース、「日本ダービー」の広告です。
でも、競馬なのに馬がいない!、不思議な広告です。
誰もがご存知のタレントや俳優さんが、競馬や馬への想いを綴っています。ダービーの宣伝という直截的なものよりも、こうした機会に競馬に関心のない人にも関心を持ってもらい、競馬人口の増加に繋げたいという主催者の思いでしょうか。主役は馬なのに、馬がいない不思議な広告です。

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レースに出場する競走馬の、ファン投票のPRです。
6月25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念レースに向けたファン投票で、「あなたの一票で、お気に入りの馬を宝塚記念に出走させましょう!」と呼びかけています。

参加するという思いに訴えるこうした広告の背景にも、競馬人口のつなぎ止め、いやいや競馬人口の増加願いが込められているものと思います。
何しろ、レジャーが多様化していますからね。

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同じ競馬でも、地方競馬では事情が異なるのでしょうか。 
"地方って、スゴい。"、“競馬が濃い 地方競馬”とあります。でも何か私には逆説的のようにも思え、馬の目が泣いているようにも見えました。
競馬を全くやらない、競馬の実状をよく知らない者の勘違いなら良いのですが…。

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「スマホもいいけど、仕事だぜ。」−。
キャッチに引かれてついつい見つめてしまいましたが、実はこれ、パチンコ業界の広告、"パチンコ必殺仕事人" のPR
でした。

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こちらは白地に文字だけのキャッチです。とても目立ちました。
結婚相談所サイトの広告です

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国内に公称827万世帯の信者を擁するとも言われる巨大宗教団体の、名誉会長の姿が電車内の吊り広告にありました。
月刊誌での連載対談の単行本化!
とあります。
近影ではないようですが、一般の人が目にする媒体での写真公開はほとんど見られないため、驚きをもって見つめてしまいました。

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最後は首都圏私鉄の「有料座席指定列車」のネーミング投票の広告です。
旧国鉄時代から始まった夕方から夜間にかけてのホームライナー、有料座席指定列車はいまでは首都圏の私鉄各社でもすっかり定着し、ことしは西武、東京メトロ、東急、横浜高速鉄道でも新たに運転が開始され、来春には京王線でも始まるということです。

電鉄会社は有料でも着席ニーズがあり、有料列車はこれに応えるサービスだとしていますが、実際のところは新たな収入源確保というところが本音のようです。
"あの手この手" の取り組みは、どの事業者にとっても共通命題のようです。

[撮影データ]
 〇首都圏鉄道 車内等広告
 〇平成29年5月撮影

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posted by 特急高尾号 at 22:11| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月27日

No340 これも東京・浅草 私の印象


今回は、街並みウオッチャーの、東京・浅草の印象です。
浅草と言えば、まず雷門が頭に浮かびますが、最近は−。

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ご覧のように、雷門前の道路は観光用の人力車でいっぱいです。
2、3年前までは、これほど多くはありませんでした。海外からの訪日観光客の増加に合わせ、人力車の人気もうなぎのぼりのようです。

雷門前では、いまではバスと同じように人力車の "停留所" も作られています。雷門を訪れる人が必ず目にする、浅草の新しい光景です。

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浅草を訪れた人が必ず目にする、もう一つの光景がこれです。
隅田川に架かる吾妻橋のたもとから見た光景です。その後方にはビール会社の高層ビルと、ビールの泡に見立てられたオブジェです。さらにその左後方には東京スカイツリーが見えます。

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橋を渡れば、こんなアンバランスな、楽しい写真も撮れます。
オブジェの尻尾の後方はマンションです。様々な画角にチャレンジできる、絶好のポイントです。

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隅田川を上流方向に10分ほど歩くと、墨田公園があります。
ここではスカイツリーが王様です。周りに高いビルが無く、すらりと立つ堂々の雄姿に惚れ惚れと見入ってしまいます。

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展望台も幾何学的に見えます。
私のコンパクトデジカメの望遠ではこれが精いっぱいですが、絵柄としてはなかなか面白いでものが撮れました。

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行先案内標とスカイツリーです。
ここでも、楽しい写材に恵まれました。若かりし頃アメリカニューヨークのマンハッタンを訪れた際、ハドソン川近辺でこうした光景によく似た景色に何回も遭遇した記憶が蘇りました。

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『あれれっ、これは何だぁ−』とお思いかもしれません。
ことし4月に登場した、浅草と東武日光・鬼怒川や会津方面を結ぶ東武鉄道の新型特急「リバティ」です。

平安時代からの歴史を誇る浅草・浅草寺脇から発車する、日本の私鉄としては最新鋭の有料特急電車です。まるで宇宙船のような顔立ちです。

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こちらは浅草・蔵前です。
江戸通り(国道6号線)沿いに、ビルに挟まれた超古い古本屋さんがあると聞いて訪れてみました。
双方をビルに挟まれたこの建物は築60年以上だという事です。まだまだ現役で、最近では浅草を訪れる観光客がわざわざ見学に来るという事です。

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この雰囲気に相応しく、江戸文化や相撲関連の古門書、錦絵などを多く扱っているます。

いろいろと見てきましたが、雷門や仲見世、浅草寺だけではない、どれもこれも平成時代の浅草の光景の一つ一つです。
時間のある時、浅草周辺を散策して見るのも一興です。

[撮影データ]*ご紹介順*
 〇東京・浅草 
   人力車:浅草雷門周辺
   ビール会社ビルと東京スカイツリー:隅田川吾妻橋端
   東京スカイツリーと隅田川:台東区立墨田公園 
   特急電車「リバティ」:東武鉄道浅草駅 
   築60年本屋:江戸通り(国道6号線)沿い
     台東区蔵前3丁目12  都バス蔵前駅前バス停近く   
 〇平成29年5月撮影

posted by 特急高尾号 at 15:20| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

No339 2017.5.15 都路を彩る平安絵巻 京都・「葵祭」


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2017(平成29)年5月15日、御所がある京都御苑です。
新緑の都路に平安絵巻が繰り広げられる「葵祭」(あおいまつり)が、ことしも盛大に行われました。

葵祭は祇園祭、時代祭とともに、京都の三大祭りに数えられています。
祭りのハイライトともいえる路頭の儀は、総勢500人、馬36頭、牛4頭、牛舎などが平安時代の貴族装束そのままで、京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へと、京都市内を巡行します。

スタート地点の京都御所がある御苑は、ご覧のように観光客の人たちでいっぱいです。祭りの表情を追ってみました。

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葵祭は天気が勝負。
ことしは初夏を思わせる青空となり、まさに "葵祭日和" とでもいうような、素晴らしい陽気、天候に恵まれました。
その中を延長1キロにも及ぶ巡行の行列が上賀茂神社までのおよそ8キロの道のりを、平安朝貴族そのままの姿で練り歩きます。

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御苑を出ると、巡行の舞台は京都の街中です。
沿道の歩道という歩道は、平安絵巻を一目見ようと、老若男女、最近は海外からの観光客も大勢加わり、都路は歓声と感嘆の渦に包まれます。

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女人の列が続く斎王代列の主役、斎王代です。
テレビのニュースなどでは、この斎王代がアップで写され、ことしは誰々が輿にのほり…と紹介されます。

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平安時代から続く「葵祭」−。
わが国の祭りの中でも数少ない、王朝時代からの優雅な伝統を受け継ぐ、日本の誇るべき文化です。

交通規制から唯一免れる市営の路線バスが、平安時代を再現する巡行の牛舎や斎王代が鎮座する輿の脇をそろりそろりと通り抜けます。
平安の時代と、平成の時代が居並ぶ瞬間でした。
京都ならではの光景です。

[撮影データ]
 〇京都 葵祭
   京都御苑内 丸太町通り
 〇平成29年5月15日撮影
posted by 特急高尾号 at 16:58| Comment(0) | 祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月14日

No338 喫茶店で漬物セット!?


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京都旅行で、新幹線京都駅に降りつき、さっそく駅構内の喫茶店へ。
ここでコーヒーを頼んでふと目の前を見ると−

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なんと「漬物盛り合わせ ¥600」とありました。
『ええ〜っ!』という感じで、びっくりしてしまいました。

関東人の感覚では、『居酒屋ではあるまいし』というところですが、さすがは京都。京野菜を旅人に味わってほしいという事でしょうか。

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私は、漬物は苦手なので写真で失礼しますが、"所変われば−" ではないですが、いろいろとあるものですね。
旅の初めに、下車駅でいきなりのびっくりでした。

[撮影データ]
 〇喫茶店の「漬物盛り合わせ」メニュー
   JR京都駅 新幹線コンコース内喫茶店
 〇平成29年5月14日撮影


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2017年05月07日

No337 車内広告の世界(61) 平成29年4月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは、時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端で見るものを飽きさせません。

そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成29年4月に出会ったポスターです。

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朝の通勤に合わせて、今月は「朝ティー」の広告から−。
大手飲料メーカーの新しいレモンティーの、清々しさを感じる広告でした。

そして、大したものです。
メーカー名はしっかり見ないと読めないくらいの、さりげなさでした。

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こちらは敢えて言えば、夜の飲料というところでしょうか。
雰囲気的にはアメリカを旅行しているような空気感で印象に残りました。
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JR東日本の、いわば "企業ポリシー" 広告です。
写真左の小さな数字、「1987」は昭和62年−。
そして右は今年の「2017」年。
旧国鉄から民営化・発足してことしは30年周年。
人々の暮らしを支えてきて、これからも共にあるという、自負と自信に満ちた広告でした。

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こちらは2007(平成19)年に首都圏私鉄・地下鉄が中心となり導入したIC乗車券、お馴染みの「PASMO」です。

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ことしは発足10周年という事で、首都圏の鉄道21社の車内・車体にPASMOキャラクターが溢れました。

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4月は新年度の始まり。
テレビ局も上半期ゴールデンタイムの新ドラマのスタートとあって、新番組の広告が目立ちました。

半年、短ければ3ヶ月で繰り返されるテレビ局の新番組広告は、鉄道事業者にとっては格好のお客様のように見受けられます。

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『はじめまして、私が殺人犯です。』
朝の電車内に、何とも物騒なキーワードは、公開映画の広告です。

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4月は新社会人や新入生誕生の月でもありますね。スマホの買い替え需要が高まる季節とあって、車内には競争各社の広告が目立ちました。

私ごとで脱線しますが、いま時は80代にも見えるご婦人の方々が、優先席で颯爽とスマホを手にしている姿に出会います。
優先席の人という点では私も80歳のご婦人も変わらないのですが、いまだにガラケーでメールチェックに励む私は、ついついうつむいてしまうのです。

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こちらは女性の肌着の広告−。
この分野の広告は、長い間外国人女性がさりげなく身にまとうというのが定番でしたが、日本人女性でここまで明るい広告が登場してくるとは−。

時代も変わりました。そういえば、テレビ広告などでも同様のものが見られるようになりました。男性が車内で感慨を抱くということは、そうとう古い人間だという事でしょうか。

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今月のトドメは、"頭上のおみ足" です。切り抜きになっていて、ちょっとびっくりしました。
「疲れた足をリフレッシュ」とセールスする "足すっきりシート" の広告でした。一晩貼ってもかぶれにくいとの説明がありました。

これって、もしかしたら昔からあるトクホンやサロンパスってこと−?。
いえいえ、メーカーは異なっていました。
『いっしょにするな!』と聞こえてきそうです(笑)。

[撮影データ]
 〇首都圏鉄道 車内等広告
 〇平成29年4月撮影

posted by 特急高尾号 at 00:07| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

No336 真岡鉄道SLの旅 乗り鉄のツボ


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茨城県の下館から栃木県の茂木まで41.9kmを結ぶ、第3セクター真岡鉄道の蒸気機関車「SLもおか号」です。

菜の花と桜が満開の4月9日に訪れました。
当日は生憎の雨模様でしたが、それでも多くの家族連れや鉄道ファンの皆さんで大賑わいでした。

下り列車の始発駅となる下館駅です。

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漂うSLの黒煙が、なんともたまりません。
真岡鉄道では、2台のSLが交代で走ります。きょうのお相手はC1266号機です。
昭和8年、日立製です。もう誕生してから86年が経過しています。
平成11年放送のNHKテレビ小説『すずらん』に出演するため、北海道にも "出張" した名機です。

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駅では発車前の蒸気機関車を背景に写真を撮れますし、ご覧のように機関車の運転席や石炭をくべる光景も目の当たりに楽しめます。

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汽笛も高らかに、黒煙を上げて発車する光景は、圧巻です。

客車は3両連結されています。旧国鉄時代の最後の普通列車用新製客車で、オハ50形と言います。四国で活躍していたものを譲り受けたものですが、クーラーは無く、窓を開けて涼を取ります。

これからは薫風を肌で感じられる清々しい季節ですが、風向きによっては石炭のすすが車内に飛び込んできます。白いシャツやブラウスを着ていると、すすが付着する可能性もあるため注意が必要です。
蒸気機関車ならではのびっくり体験、驚きです。

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列車内です。
車掌さんが検札をします。車掌さんが背中から掛けている黒い鞄は、革製です。車内補充券や乗車記念革証などが入っています。

昔は、列車や電車、全国の路面電車、それに路線バスにも車掌さんが乗っていて、車内でも乗車券を販売していました。
革製の黒い鞄は、車掌さんのトレードマークでした。

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真岡−北真岡間です。
この区間は満開の桜と菜の花をバックに走るSLが撮影出来るとあって、雨にも関わらず多くのカメラマンが "勝負" をかけていました。(私は残念ながら車中の人なので…)。

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寺内駅です。
雨に打たれながら、満開の桜がこの季節ならではの空気感をホームいっぱいに漂わせていました。
人気のない、ローカル鉄道ならではの、春の光景です。

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益子焼で有名な、益子駅です。
「SLもおか号」は、ところどころの駅で停車時間があるため、途中駅でもこうした写真の撮影が可能です。

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この日は益子焼を見学するためここで下車。
益子駅を後にする、「SLもおか号」です。拡散する蒸気機関車の煙に包まれながら、だんだんと小さくなる客車列車を見送ります。

蒸気機関車が牽引する旅客列車ならではの光景で、都会のスマートな特急列車では味わうことの出来ない世界です。

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沿線で、こんなにユニークな駅舎と出会いました。真岡駅です。
蒸気機関車を模しているこの駅舎、日本一滑稽な、そして楽しい駅舎と言えるかもしれません。
真岡鉄道の本社も、この中です。

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その隣には「SLキューロク館」があり、複数のSLのみならず、旧国鉄時代の貴重な客車やディーゼルカー、貨車も保存・展示されていました。SLは大正時代に登場した9600形49671号です。

この9600形は日色ともゑさんが主演した昭和43年放送のNHK朝の連続テレビ小説『旅路』で使用された形式です。
先のC1266号の経歴と、この『旅路』と9600形の関係をご存知の方は、もう筋金入りの鉄道ファン、そしてNHKファンですね。

【SLもおか号乗車のツボ】
〇SLもおか号
 ・下館−茂木間で、通年の土休日運転 
  普通乗車券の他に「SL整理券」が必要。
  JR東日本みどりの窓口などで発売
  大人500円 小人250円 
   注意:座席指定ではなく、ホームで並んだ順に乗車
〇東京からは
 @つくばエクスプレスと関東鉄道常総線を乗り継いで下館へ行くルート
 A宇都宮線で小山に。水戸線に乗り換えて下館に行くルート
   新幹線で小山まで利用も可能
 いずれも、もおか号発車20〜30分前に下館に着くことをお勧めします。
 座席が自由席なため、並び順での乗車となるためです。

〇お得な乗車券
      AではJR東日本休日お出かけパスが割安でお勧めです。
     東京方面から普通列車2階建てグリーンカー利用の裏ワザ!も。

   上記の料金、時刻等は、平成29年4月現在のものです。

乗るもよし、撮るもよしです。
終点の茂木まで行かず、途中の益子で下車。益子焼を楽しみ、その後真岡に戻り「SLキューロク館」を堪能、真岡からSLもおか号で下館に戻るコースもなかなか楽しめます。

[撮影データ]
 〇真岡鉄道 SLもおか号
 〇平成29年4月9日訪問

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2017年04月21日

No335 歩道に新風 新たなメッセージ


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街中を歩いていると、歩道でよくこのような鉄製の設備を見かけますね。
地下の共同溝に設置されている電力・電源関係の設備のようですが、全国で見られます。

この壁面を広告に使ったら最高だと思いますが、設備は公共物のようで広告などには使われず、通常はこげ茶や緑色などの単色に塗られています。

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ところが先日、東京・多摩市でご覧のような光景に出会いました。

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よく見ると、防災・避難情報が描かれていました。
こうした利用を見たのは初めてで、びっくりしました。人々の目に飛び込むこと間違いなし!、グッドアイデアですね。

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この情報の発信主は、地元の東京・多摩市でした。
『いゃ〜、知恵者がいるもんだぁ』 と感心しきりだったのですが…。

その翌日、今度は東京・八王子市で−。

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なんとこんなに楽しい絵が描かれているものに出会いました。
『いやいや、何これっ』 という感じでまたまたびっくり!。

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可愛い絵の答えは、これでした。
八王子市はことし9月、全国自治体で持ちまわる「全国都市緑化フェア」の開催都市になっており、そのPRでした。納得です。

ところでこの電力・電源関係設備ですが、鉄製の躯体の表面には、ご存知の通りボツポツと突起があります。
こうした表面にどのようにして塗装するのかと思ったのですが、塗装ではなく、大きなシール状の台紙にカッティングされた文字や絵が貼り付けられ、その台紙全体をこの設備に貼り付けているものでした。これも納得です。

こうした自治体PRは、今後あちらこちらで見られるようになるのですね。

[撮影データ]
  〇歩道設置の電力・電源関係設備に描かれた自治体広報
    東京・多摩市:聖蹟桜ヶ丘駅前 / 東京・八王子市:八王子駅前
  〇平成29年4月撮影

posted by 特急高尾号 at 23:41| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする