2016年12月05日

319 車内広告の世界(56) 平成28年11月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端です。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成28年11月に出会ったポスターです。

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この車両に乗る94%の女性の皆さんへ」と言われても、男性の目にも留まります。

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女性の化粧品関係の広告で、車内がピンク色一色に染まっていました。

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秋は競馬のオン・シーズン。
車内には競馬に関する広告も数多く見られました。
これは、伝統の「有馬記念」の広告です。

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そしてこちらは、「ジャパンカップ」です。
ロゴと競走馬のシルエット。そしていつもの3人がこちらを向いて立っているだけという超シンプルなものですが、シンプル故に車内で存在感を放っていました。

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アメリカの次期大統領に選出されたトランプさんです。
選挙中の発言やパフォーマンスについていろいろと物議がありましたが、当選後もメディアを賑わし続けています。
いつもの週刊2誌が、仲良く筆頭ネタとして取り上げていました。

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パチンコの広告は、いつも迫力満点。
これに勝るものはなく、ドカーンと車内で勢力を誇っています。

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大きいサイズ専門の、紳士服店の広告です。
よく見ると中央に、3L〜9Lとあります。「9L」っていったいどんな大きさ?、どういう人が着るの?と思わずにはいられませんでした。

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楽しいデザインは、ビール会社の広告です。
季節ごとに登場するのですが、朝夕の通勤車内をいつも和ませてくれる作品です。

11月は、少々寂しい結果でした。
年末商戦に突入する12月に期待したいと思います。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内広告から
  〇平成28年11月撮影

posted by 特急高尾号 at 22:33| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

No318 2016.11.22 進化した津波・防災報道


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平成28年11月22日の早朝午前5時59分、福島県中通り地方を中心に震度5弱の強い地震が発生、福島県沿岸地方に津波警報、接続する隣県の沿岸部に津波注意報が発令されました。

地震発生・津波警報発令直後のNHK総合テレビの画面です。
この画面を見た瞬間、『あっ、これまでとは違う!』とすぐに感じました。
「すぐ にげて!」という避難呼びかけの文字が、ひらがなで、画面中央に大きく書かれていました。

いつも冷静沈着なアナウンサーが、『命を守るために、すぐ高台に逃げてください!』、『東日本大震災を思い出してください!』と強い語気で、何度も何度も繰り返していました。

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午前8時過ぎ、仙台港で1m40cmの津波を観測した時の画面です。
「津波」、「避難」、「福島」など、必要不可欠な漢字にはフリガナが付けられました。漢字がまだ読めまい子どもや国内に滞在する外国人に対する配慮と思われます。

今回の津波報道では多数の視聴者撮影映像や、自衛隊撮影の映像も放映されていました。
またいつもは英語だけのバイリンガル、2か国語放送も、英語、中国語、韓国語、そしてスペイン語も加わった4か国語放送となっていました。

1mを越える津波の到来は、5年前の東日本大震災以来とのことでした。
今回の放送では、5年前の「3.11」東日本大震災の教訓も生かされていたことと思います。
瞬時に提供される津波に関する多数の情報、様々な映像、多彩な言語放送、きめ細かなアナウンスなど、このような防災情報を瞬時にして放送できるのは、世界でも地震大国日本の放送局だけ、わけてもNHKの存在は大きいと改めて感じた報道でした。

こうした放送の背景には、今日の情報伝達技術、デジタル処理技術の成せる技があること、また一般視聴者が自ら撮影したスクープ映像をテレビ局へ提供することが日常化してきたこと、さらに行政や自衛隊なども独自に撮影している映像をメディアへ提供するなど、防災・災害報道も日々進化していることを如実に示している事象でした。

こうしたノウハウの国際的な展開・提供も、今後日本が果たしうる国際貢献の一つだと思います。

[撮影データ]
 〇平成28年11月22日 午前5時59分
  福島県沖M7 震度5弱地震発生
  NHK総合テレビ画面

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2016年11月23日

No317 あれ〜っ! 駅前に銅像が3人並んで−。



南国・高知、JR高知駅南口前の、「こうち旅広場」です。
高知県が観光拠点の一つとして整備したものです。

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後ろは、JR高知駅です。
この広場に立ってびっくりするのが、この銅像です。
高さが8メートルもある銅像が、なんと3人も並んでいるのです。

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銅像といえば、ふつうは偉業を成した人や親しまれた名士などが1人で立っているのが相場ですが、ここは3人、しかも仲良く並んで立っているのですから、驚かないわけにはいきません。

ではいったいこの3人は誰なのか−。何のためにここに並んで立っているかと言いますと−。

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その答えは、銅像では左から順に、上の写真では右から順に、武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎です。
尊王攘夷の幕末時代、何とか時代を変えようと奔走した土佐藩の志士、「土佐勤王党」の面々です。ご存知の方も多いと思います。

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ではどうして、何のためにここにと言えば、NHK大河ドラマ「坂本龍馬」の放映の翌年、2011(平成23)年7月から高知で開催された「志国高知 龍馬ふるさと博」のシンボルとして、観光振興、地域活性化を願い、また「土佐勤王党」結成150年を記念して建てられたという事です。
いわば観光高知のランドマーク的役割りを付されたという事でしょうか。

実はこの3志士像は銅像ではなく、銅像に似せたレプリカです。
ではオリジナルの実物銅像はといいますと、武市半平太は高知県内須崎市に、坂本龍馬はご存知高知市桂浜に、中岡慎太郎は室戸市にあって、それぞれ現在も志しの想いを今に伝えています。

3人の銅像の説明文には、幕末時代の志士の熱い想いは今の時代にも通じるものがあり、"現代の志士" もまた必要なのではないかという意味の案内がありました。

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観光用のレプリカとはいえ、現在を生きる人々の営みを日々見つめている幕末の土佐3志士の胸中は、さて何を想っているでしょうか。

ど肝を抜くような大胆なアイデアに感心し、さすが高知!、さすが土佐人!と思いつつ、そんなことが私の胸中を巡りました。

[撮影データ]
 〇土佐の志士 3人像
  JR土讃線 高知駅南口 「こうち旅広場」
 〇平成28年9月24日撮影

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2016年11月15日

No316 京都 七宝家並河靖之旧邸でベルギーの板ガラスに出会う


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ここは京都・東山、平安神宮にほど近い白川沿いに建つ、七宝家の並河靖之の旧邸です。
並河靖之(弘化2年・1845−昭和2年・1927)は、明治・大正期に七宝焼きの名士として活躍し、国内のみならず3度もパリ万博に出品、数々の受賞を重ねて海外にもその名を知られました。

この旧邸は、職住一体として明治27年に構えた邸宅部分と工房跡です。
国の登録有形文化財に指定されており、現在は世界的コレクションとなっている靖之の七宝作品130点余り、それに下画、道具などを所蔵、展示する「並河靖之 七宝記念館」として公開されています。

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邸内には主屋、旧工房、旧窯場をはじめ、京都市指定名勝に登録されている庭園があります。
近代日本庭園の先駆者とされる作庭家、七代目小川治兵衛(植治)の初期の作庭で、七宝の研磨に使用するため初めて個人の民家に琵琶湖疎水を引き入れたもので、余水は邸宅と園池を潤いの空間としています。

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ハイライトは、この主屋内の応接間の造りです。
欧州など海外からの賓客を始め、七宝焼き買付けのために訪れる来訪者に日本庭園を楽しんでもらうため、背の高い外国人に合わせ、敷居から鴨居までの高さを六尺(約182cm)にするなど、当時の日本家屋よりも高くしてあるという事です。
一方、椅子に座ったままで庭園を見られるよう障子は板ガラスとし、目線の高さで引き回すなど、おもてなしと創意工夫に富んだ開放感いっぱいの造りとなっています。

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説明にあたっているボランティアの人の話によると、邸宅の中に七宝焼きの工房や窯、庭園も設置し、そして主屋の鴨居の高さも、開放的なガラス障子の造作も、全ては日本の伝統美の中に海外からの客人を招き、七宝焼きの良さを理解してもらいたいという並河靖之の願いだったという事です。
またある意味、七宝焼きの海外輸出を円滑に進めるための戦略的意味合いもあったと言います。

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そして私が驚いたのは、実はこの主屋の、ガラス障子の板ガラスです。
明治時代、我が国では一般民家での窓の板ガラス製造・使用はまだ行われておらず、(民家での板ガラス使用は大正年代に入ってから)、この板ガラスはわざわざベルギーから輸入したのだそうです。
1枚、1枚の板ガラスを見ていると、この板ガラスが明治時代、海外から訪れる訪問者に日本庭園を心ゆくまで楽しんでもらうためにベルギーから取り寄せたものだと知ると、並河靖之の並々ならぬ想いが伝わってきて、しばし立ち止まってしまいました。

ちなみにこのベルギー産の板ガラスですが、古くは戦後間もなく四国や関西方面に大きな被害をもたらした南海大地震や数々の地震・台風災害、近年では阪神大震災などにも耐え、今日まで1枚も割れていないということですから驚きです。

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明治、大正、昭和、平成と、約120年もの長い間、異国の地で、戦禍や自然災害にもめげず京都の旧邸宅で生き続けるこのベルギー産の板ガラスに、大きな感銘を受けたことでした。

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またこの旧邸宅には「通り庭」と呼ばれる土間があり、接客や調理も含めた家事の作業空間などが保存されていて、明治から伝わる京町家の暮らしの空間を直接肌で感じることが出来ます。

通いなれた京都で、明治の住宅・庭園の佇まいを今に伝える京都の文化遺産、暮らしの場を知り、またよもやその空間の中で、明治期に輸入されたベルギー産の板ガラスと対面することなど、夢にも思いませんでした。

こうした経験は、面々と受け継がれている地域文化を知ることでもあり、まさに "京都学" を学んだ、楽しいひと時でした。
こうした“知る喜び”こそ、旅の醍醐味ですね。

[ご参考]
 並河靖之 七宝家
  七宝技法の精緻さや豊かな色味が高く評価され、
  3度のパリ万国博覧会をはじめ、国内外で数々の受賞を重ねる。
  実業家、七宝家として1893(明治26)年に緑綬褒章、
  1896(明治29)年には帝室技芸員を受け、その地位を不動のものと
  した。

  【帝室技芸員】  
  戦前の日本で宮内省によって運営されていた、 美術家や工芸家の
  顕彰制度
  優秀な美術家・工芸家に帝室からの栄誉 を与え、保護と奨励、発展を
  図った。

[撮影データ]
  〇「並河靖之 七宝記念館」(旧邸宅・工房跡)
  〇平成28年9月28日撮影

 *本記事は、「並河靖之 七宝記念館」で入場時に渡される
  公式パンフレット、及び敷地内各所の説明ボード内容、
  また敷地内でボランティア活動を行っている説明員の説明をもとに、
  所感も交えて構成しました。

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2016年11月05日

No315 京都・祇園で出会った凄いディスプレー


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京の街、祇園を歩いている時、ふとしたことで昨年6月にオープンした「漢字ミュージアム」に行きつきました。
そしてこの施設内にある「京都祇園祭ぎゃらりぃ」で、もの凄いディスプレー、「デジタルサイネージ屏風(びょうぶ)」と出会いました。
何しろディスプレーが屏風のように交互に角度をとって連結し、動画像が展開されていたのです。

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古典の屏風絵が、一瞬にしてご覧のような、現代の祇園祭り映像に変わりします。
最初、遠目に見た時はふつうの屏風に見えたのですが、近づいて見ると、これがハイビジョンモニターだと知って本当に驚きました。

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縦型の70インチの液晶モニター6枚が、屏風状に並べられています。
全体で横幅5メートルを超える6枚の各モニターには、日本3大祭りの一つ、京都祇園祭りのコンセプトムービー「平成の洛中洛外図屏風」が上映されていました。

過去から現在にと受け継がれている祇園祭の迫力あるハイビジョン高精細度映像が、時に6枚個別に、時に6枚全体が連動して画面いっぱいに、多種・多様に展開し、見るものを完全に釘付けにします。

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東京国立博物館が所蔵する岩佐又兵衛筆「洛中洛外図屏風(舟木本)」は国宝に指定されていますが、古都京都の世界から今日の祇園祭までを、最先端映像技術で表現したこのコンセプトムービー「平成の洛中洛外図屏風」は、まさに現代技術がもたらした先端のデジタル絵巻で、一見の価値大ありです。

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またこの京都祇園祭ぎゃらりぃには、実物大の展示山鉾が展示されています。
祇園祭では山鉾の骨組みは装飾の下に隠れて見ることが出来ませんが、ここでは内部の構造が手に取るようにわかります。

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この「漢字ミュージアム」は、八坂神社手前の四条通に面した右側、もと弥栄中学校の跡地にあります。

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「漢字ミュージアム」の近くには祇園の中心通り、花見小路通もあります。老舗の料亭や お茶屋さんが立ち並び、いかにも古都らしい景観や趣のある祇園の街並みを楽しめますし、運が良ければこのような光景にも出会います。

花見小路通散策の折、京都の新しい学びスポット、「漢字ミュージアム」と「京都祇園祭ぎゃらりぃ」訪れる価値は大いにあります。素晴らしい展示物や映像コンテンツを、ぜひ楽しんでください。

[撮影データ]
  〇京都・祇園「漢字ミュージアム」、及び「京都祇園祭ぎゃらりぃ」
    アクセス他は、下記を参照してください。
  〇平成28年9月29日撮影
[参考サイト]
  〇「漢字ミュージアム」 入場有料
  〇「京都祇園祭ぎゃらりぃ」 入場無料
    ギャラリーは、日本漢字能力検定協会と祇園祭山鉾連合会が
    設立したNPO法人「京都まつり・文教教会が運営しています。

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2016年10月30日

No314 車内広告の世界(55) 平成28年10月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは、時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端です。そのため見る人を飽きさせません。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成28年10月に出会ったポスターです。

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10月、全国のJRや私鉄駅、車内にご覧のような超楽しい広告が登場しました。
ANA、全日空の早割航空券の広告です。
早くも来年正月の、割引航空券を扱っています。

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その絵柄ですが、なんと飛行機がマフラーを纏っていたり、スキー板を取り付けていたり、羽根に雪だるまが乗っていたりと楽しさ満点。
子どもならず大人もワクワク、ゾクゾク、すぐにでも飛行機に乗って、旅に出たい気分になってしまいました。

飛行機の旅と言えば、かつてはJAL、日本航空が代名詞の時代が長く続きましたが、最近は路線網やサービスだけでなく、広告の世界でも、後続機の元気が目立ちますね。
それにしても、楽しい広告でした。当ブログ鑑定、ことしのナンバー1です。

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こちらは10月〜11月にかけて、秋の競馬シーズンを迎える東京競馬場の広告です。
よく見ると広告の左端は、競走馬の形で、切り絵されています。
いろいろと、工夫するものですね。

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セガが行うゲーム大会、「ぷよクエ最強王者決定戦」の広告です。
同じ車両に、中田敦彦さんのポスターが2種類も掲出されていました。
最初は何の広告か、全く分かりませんでした。
今でも、『よく、わかりません−』(笑)。

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デパートのバーゲンや感謝祭というイベントは、かつては年末年始や期末が習わしでしたが、いつの間にか一年中行われているようになりましたね。
最近ではご覧のように、リサイクル商品のバーゲンもあるようで、まったく驚きです。

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賑やかな、「忘年会は−」のフレーズに気づきました。
近寄って見ると−、

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「忘年会で頭にネクタイを巻いた−」というのもあり、2枚がセットでした。
『何、なに、何の広告−』といった感じでしたが、右隅に小さく「ぐるなび」とありました。
『なるほどね〜。』と、私は感心しきりとなってしまいました。
因みに、「ぐるなび」は分かります(笑)。

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最後は、まったく面白くない広告です。
マンション名とモデルルームの見学会開催タイトル、電話番号、それに各戸の広さと価格だけの、実にシンプルな広告です。

マンション広告はふつう、外観写真や売りのキャッチなどが一緒に添えられているのが常道ですが、そうした情報は一切ありません。不思議です。

売れ残り物件の一掃広告か、はたまたよほどの自信で外観もキャッチも不要なのか、売主は超有名不動産販売会社です。
いろいろな広告があるなぁ…という点で採用です。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内広告から
  〇平成28年10月撮影

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2016年10月25日

No313 京阪電車 萱嶋駅の驚き 大木がホームを…


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京都−関西間を走る京阪電車の萱嶋(かやしま)駅です。
高架駅のこの駅は、なんと大木がホームや屋根を突き抜けている!と聞きつけ、やって来ました。
電車の右上、ホーム屋根上付近に大きな樹木の緑が見えます。

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そのホーム、大阪・淀屋橋方面行きのホームに行ってみると、なんと地上から大木が伸びており、高架上のホームを突き抜け、さらに屋根も突き抜け、大木が天空を目指していました。
右に立っている女性と比べると、この大木がいかに大きいかがお分かりいただけると思います。
大木の周りは危険なため、安全柵で囲まれています。

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それではと、改札を出て地上に向かうと、大木の真下には萱嶋神社があり、大木はこの神社のご神木、楠木(クスノキ)でした。

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樹齢は700年、幹回り7メール、高さ20メートルという、巨大な樹木でした。

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それ故ご覧のように、この大クスノキは地上から高架ホームや屋根を突き抜け、天空に向かって背を伸ばしているのです。

というのも昭和47年、京阪電車が輸送力増強のためにこの区間の高架化工事を実施する際、地元の人達からクスノキに対する尊崇の念が沸き起こり、京阪電車がその声に応え、クスノキを後世に残す計らいを行ったという事です。


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このため萱嶋駅は、樹木がホームと屋根を突き抜けるという全国でも他に例を見ない存在となっています。

大都市間を結ぶ大手私鉄でもこうした粋な計らいがあることを知り、巨大なクスノキを仰ぎながら『京阪もやるじゃないか』と、しばし心が和らぐ思いでした。

[撮影データ]
 〇京阪電鉄 萱嶋駅の巨大クスノキ
 〇平成28年9月27日撮影 

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2016年10月18日

No312 空飛ぶアトム 新宿に!


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ビルの谷間から、鉄腕アトムが顔を見せています。

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ここは東京・新宿。西口の高層ビル群の一角です。

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“空飛ぶアトム”は、ビルの形が三角形で有名な、「新宿住友ビル」の3〜9階部分の壁面に登場しました。
地元商店街や企業の協力を得て、アートイベントの一環としてラッピングされ、今月末まで道行く人たちと一緒です。

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アトムは隣町、新宿区高田馬場が生誕の地とされ、新宿区から「新宿未来大使」に任命されています。

東京ではJR山手線高田馬場駅カード下や、山手線渋谷−原宿間の道路脇隧道などでも元気な姿を見ることが出来ます。
当ブログでもご紹介しています。
また関西の宝塚市にある手塚治虫記念館や、京都駅前でも姿を見ることが出来ましたが、京都駅前のアトムは、その後平成23年、 “行方不明” になってしまいました。

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僕たちの、そして昭和時代の永遠のアイドル「鉄腕アトム」−。
いつまでも元気に飛び続け、科学の発達が人類に幸福をもたらすよう、見守り続けて欲しいですね。

[撮影データ]
  〇東京 新宿駅西口 住友三角ビル壁面
  〇平成28年10月12日撮影

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2016年10月13日

No311 行きたいけど、ちょっと不安なパリ旅行


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今月9日、日曜日の日本経済新聞東京版朝刊にご覧のような広告が掲載されていました。
長年海外旅行広告物の変遷を見ている私は、「憧れの−」という言葉を見つけ、『あっ、ついにまた出てきたな』と、思いました。

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かつて「憧れの−」は、「憧れの花の都 パリ」と続き、昭和の時代から平成の時代まで続く、海外旅行、分けてもフランスやパリ旅行の誘導定番フレーズでした。

しかし近年、パリやフランス国内での相次ぐテロ事件の影響で、彼の地への海外旅行熱は激減−。とりわけ日本人の渡仏意欲は萎え、フランスの観光業界は冷え上がっていました。
しかし、ようやく世界各地からの観光客は戻りつつあるという事で、我が国でもやっとこうした広告の復活になったのだと思います。

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でも、さすがにまだ「パリ」メインの旅行の方にはこのフレーズを付すことに躊躇があるようで、「フランス」旅行の広告の方に付されていました。

しかしこれだけ海外旅行熱が旺盛で、いまでは高校・大学生時代からどんどん海外へ行き、そしてインターネットやテレビ紀行番組からも豊富な海外旅行情報がわかる時代に、いくら何でも「憧れの−」のフレーズは古いと感じてしまいます。むしろ不安なフランス・パリ旅行というところが本音じゃないかなぁ…と家人に話すと、いやいやテロがあっても何があっても、フランス・パリは、いつの時代でも人々にとって「憧れ」なのよという言葉が返ってきました。

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ところで上の「パリ・モンサンミッシェル6日間の旅」のお値段ですが、何と観光・食事付き、添乗員同行で10万円から〜12万円ですって。この値段の安さには、驚きです。

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さらにさらに、JAL日本航空の羽田発直行便で、プレミアムエコノミーが往復8万円、ビジネスクラスに至っては往復18万円でアップグレードが可能だという事です。つまり羽田−パリ間のビジネスが、なんと片道9万円なのです!。(ちなみに昨年は13万円程度でした。)

しかしこうした破格なパック旅行の値段設定、航空機のアップグレード料金は、実際のところ日本ではまだまだ、彼の地のテロの恐怖がもたらす心理的影響が続いている証拠なのですね。

彼の地がどんな状態でも憧れる人々にとってはこうした価格設定は超お買い得なのですが、何よりも安全を重視する大多数の日本人にとっては、腰が上がるのにはもう少し時間がかかるのかもしれませんね。
もう少し、様子を見ていることにしましょう。

[撮影データ]
 〇日本経済新聞 平成28年10月9日 東京地区朝刊広告

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2016年10月09日

No310 JR京都駅、0番線・34番線の謎−。


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先ごろ京都を旅した際、JR京都駅でこんな看板と出会いました。
何と行先とホームを現す案内ボードに、不思議な「0番のりば」、そして超インフレの「33番のりば」というナンバーがありました。(写真上部の右、左)

『えぇ〜っ!、何これ!』ということで、さっそく「0番のりば」方向に駆けつけてみると、

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ありました、ありました!。
確かに頭上に大きく「0番のりば」とあります。
「0番のりば」は、主に琵琶湖や北陸方面などに向かう列車ホームで、ちょうど金沢行き特急サンダーバードが入線してきたところでした。

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そしてその「0番のりば」の天井には、こんな案内が−。
ご覧のように「30番のりば(関西空港線)」、「31〜33番のりば(山陰線・ニックネームとして嵯峨野線)」とあります。

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因みにこの「0番のりば」と、「30番台のりば」は地続きになっていて、延長が558メートルもある日本一長いホームです。
表示に従いどんどん奥へと進んで行くと−、

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山陰(嵯峨野)線の電車が発車を待って停車していました。
ホームには「33番のりば」どころか、驚きの「34番のりば」までありました。

いやはや、これはいったい何たることか−。
一般のお客様はどうでもいいことかもしれませんが、鉄道ファンにとっては、超インフレの「34番のりば」までの存在は、まさしく “事件” なのです。

なにしろ関西方面では京都線、宝塚線、神戸線と3線を従えた大ターミナル阪急梅田駅でさえ9番線、JR大阪駅は11番線、在来線に加え東海道・東北・上越などの新幹線を擁する東京駅でさえ、28番線までなのですから−。

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では何故京都駅には「0番のりば」があるのか、何故日本一インフレの「34番のりば」までホームがあるのか−。はたまた何故「1番のりば」や「15〜29番のりば」が無いのか、鉄道ファンならずとも関心が沸き起こります。

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その答えは、こうです−。
上の写真のホームのりばナンバーをよくご覧ください。

実は「0番のりば」というのは、以外にも全国各地に40近くも点在しているという事です。多くは1番線の手前などにホームを新設した際、全体をずらさずに手前のホームを「0番」としているようです。
京都駅はかなり複雑で、1997年に完成した現在の4代目新駅舎とともに「0番のりば」が登場、さらにその後、ホームがある線路と、ホームを持たない列車が通過するだけの線路のナンバー表記の見直しが行われました。
「0番のりば」の隣はホームの無い列車通過用線路であるため、「1番のりば」は欠番となり、「0番のりば」の次は「2番のりば」となったのです。

さらに新幹線の14番線ホームの次はいきなり「30番のりば」となり、「15〜29番のりば」も欠番です。こちらは山陰線の "さん" にひっかけ「30番のりば」から始めたと伝えられていますから、びっくりです。
という事で、京都駅山陰線の降車専用ホームとなっている「34番のりば」は日本一数の大きな「のりば番号」ですが、京都駅の「のりば」が34あるわけではありません。あしからず−。

それにしても運行管理、安全管理には厳格を旨とする鉄道現業現場で、15〜29番もの多くの数字を飛ばし、まるで "ゲン担ぎ" のような感覚で「30番のりば」から始めるなど、JR西日本もなかなか粋な計らいを行ったものですね。
当時、京都駅の4代目駅舎新築工事については、古都京都の街並みとの景観問題で大揺れとなった経緯がありました。そうした中で完成した内外に誇れる立派な新駅舎に、こうした "遊び心" が隠されているとは−…。
なかなか印象深く、興味深々となる京都駅ではありました。 


[撮影データ]
  〇JR京都駅構内
  〇平成28年9月27日撮影

posted by 特急高尾号 at 01:16| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする