2017年02月16日

No327 駅ホームの景観が変わる ベンチ新配置


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東京・多摩地区を走る私鉄電車の駅ホームです。
ことしに入り次々とホームベンチの更新が行われていますが、なんとこれまでの発想を根本から変えた新方式の配置ベンチが登場し、利用客を驚かせています。

分かりますか−。
これまでホームベンチといえば、電車と平行に設置されていました。
ところがどうでしょう。このベンチは電車と直角、縦型に配置されています。

最近はホームで電車に接触したり、ホームから線路に転落する酔客の事故が多いため、接触・転落事故防止の決定打として考案されたそうです。
どうやら酔客はベンチから立ち上がると、そのまままっすぐに歩き始めてしまい、電車に接触したり線路に転落するというケースが圧倒的に多いということです。

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こうした傾向はJR西日本と大阪市交通局の分析で分かったという事です。
JR西日本では2015(平成27)年から順次工事を始め、既に新大阪駅や金沢駅など189駅でこうした新方式のベンチを設置しているそうです。

どうやらこの新方式が首都圏にも飛び火しつつあるようで、JR東日本では新宿駅と品川駅の特急発着ホームで、また私鉄の京王電鉄でも昨年から今年にかけて、一部駅で設置を開始しています。
関西とは異なり首都圏では乗降客が多く、ホーム幅が広くないとこうしたベンチ配置はかえって危険で難しいようですが、それでも今後はじわりじわりと増えそうです。
利用者の感想は、なかなか新鮮、いやいや違和感ありなど、まちまちのようです。

でも何だか、少し駅の光景が変わったようにも見えます。
オーバーに言えば、開業当初の明治・大正時代から続いた列車に平行に設置するホームベンチが、いままさに直角に、90度も大転換したわけですから、これはもう開業以来の出来事といってもいいのかもしれません。

[撮影データ]
   〇駅ホームベンチ 新方式の縦型、垂直配置
   〇京王電鉄めじろ台駅 北野駅
    平成29年1・2月

posted by 特急高尾号 at 18:54| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月06日

No326 車内広告の世界(58) 平成29年1月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは、時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端、またその時々の人々の暮らしの空気感も伝えています。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成29年1月に出会ったポスターです。

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年末から年始にかけ、日本の鉄道車内は、こうした広告で溢れます。
各路線ごとに、沿線の神社仏閣の「初詣」広告合戦の様相を呈します。

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こちらは沿線の神社仏閣合同での広告です。
いわば伝統的手法の、おとなしいタイプとでもいうべきものです。
初詣の広告は若い女性の晴れ姿が定番で、なかなか革新的なものにはお目にかかれません。

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首都圏のターミナル駅では、近年お馴染みとなった「箱根駅伝」の巨大ポスターです。
車内吊り広告サイズでは物足りないとばかりに、駅広告スペース壁面にどか〜ん!と毎年登場し、利用者の目を楽しませてくれます。

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お正月の車内吊り広告のもう一つの定番は、デパートや商業ビルの新春バーゲンですね。
この広告は年々増えており、神社仏閣とは異なり、多種多様です。

こちらは若者の街、東京・吉祥寺の最も新しい大規模小売店(商業ビル)の広告です。70%OFFなど凄い数字がありますが、デザイン的には若い人のハートを掴めるか心配です。

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若い人に人気のある、もはや老舗に近いJR駅ビル直結の商業ビルの広告です。
バーゲンの骨格、値引き率の数字は一切ないという正反対の例です。お客様は皆んな知っていることという、自信の表れでしょうか。

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こちらは昭和の時代から続く、元祖商業ビルの広告です。ロゴだけで訴求力のある、いわば伝統の証しでしょうか。

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新春バーゲンは、商業ビルだけでなくデーパートにとってもかき入れ時です。

新宿駅西口に並ぶ、二つのデパート広告を見てみます。
これがデパートの広告かと思うほどのセンスです。
余計な要素はありません。バーゲンであっても高級感を感じさせ、女性裕福層をターゲットにしているようでもあり、またデパート自身の感性のアピールも兼ねているようにも感じます。

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一方こちらはお隣のデパートです。
バーゲンではなく、「CLEARANCE」としたものの、全体として昭和時代から続く伝統的な雰囲気です。
「CLEARANCE」にルビがふってあるところも泣かせます。
売り上げは、どちらが良かったかは調べていません。

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さてお話し代わって、車内にはこんな広告が登場していました。
文字だけの1色使いの広告を2枚並べています。とても目立ちました。
『何、これっ』と見てしまいます。日本最大級のファッション通販サイトの広告でした。

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今月はこんな楽しい広告が、空(頭上)から現れました。
在京キー局のテレビ番組の宣伝です。
"悪には強いが、妻には弱い「スーパーサラリーマン」" は、背中に妻を乗せ、両手にトイレットペーパーを持って大東京の上空を飛来しています。
楽しい広告でした。

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この広告は、これまでに見たことのない奇抜さと秀逸さでした。
左下に、千葉県・浦安にあるディズニーリゾートの施設名とイベント名、期日だけが、さりげなく記されています。

そしてキャラクターは絵ではなく、子どもが付けて遊ぶ顔のお面のような、セルロイド製のような立方体で作られています。触って確かめるお客様もいるほどでした。
これが頭上で浮遊しているのですから、お客様の注目を集めるどころか、スマホで写真を撮る若い人たちの姿が見られました。

今月は、新春バーゲン広告の品評、そして頭上からは想定外の広告の飛来物−。楽しませてもらいました。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内広告・駅構内広告から
  〇平成29年1月撮影

posted by 特急高尾号 at 22:29| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月27日

No325 ものの力 改めて 〜 It's a Sony展 〜


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東京・銀座のソニービルで、いま「It's a Sony展」が開かれています。

会場にはソニーの前身、1946年創業の東京逓信工業時代から70年を経過した今日に至るまで、世界を駆け抜けた年代ごとのSONY製品、もちろん本物が、まるでタイムマシーンに乗って戻ってきたかのように展示されています。

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1950年代、昭和20年代半ば〜30年代半ばの、SONY製テープレコーダーや放送局用のデンスケ(ショルダー型レコーダー)です。
手前中央のデンスケには「KBC」とありますから、九州朝日放送で使われたものだと思います。
左側には、懐かしの6ミリ磁気録音テープ、オープンリールも見られます。1950(昭和25年)製です。

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1960年代、昭和30〜40年代に入ると、カセットテープレコーダーを−、

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そして世界に先駆け「ソニー トランジスタテレビ」と名付けた携帯用ポータブルテレビを登場させます。
当時の新聞広告には、「ニッポンの誇りが、また一つ! 携帯用テレビ」とあります。

持ち運び可能、野外でも映るこのテレビを記憶している人は、団塊の世代を軸に、その前後を生きてきた人々のはずです。丸みを帯びたこのデザインには、新時代の到来を感じたものです。

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70年代、昭和40〜50年代はカラーテレビの大普及時代を迎え、テレビはリビングや応接間だけでなく、子ども部屋や寝室にも姿を現しました。

このころのSONYのスーパースター、「トリニトロン カラーテレビ」です。
今日の大きな液晶テレビを思えば、13インチという今では信じられないような小型テレビですが、各家庭では大きな宝物でした。
チャンネルを変えるダイヤル…、画質を調整する4つのツマミ…。ガチャガチャとチャンネルを回す操作感と音色は、今でも鮮明に覚えています。

私は初任給から半年の積みたて期間を経て、満を持してこのトリニトロンカラーテレビを購入しました。

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そしてカラーテレビの登場とともに、家庭でもテレビ番組の録画を可能とするビデオテープレコーダー、いわゆるビデオデッキも登場しました。
録画や再生は、ピアノの鍵盤を模したようなボタンを押して行うものでした。覚えていますか−?。

家庭用ビデオテープレコーダーは、それまでテレビは「生で見る」というスタイルを根本から変え、後からでも自分の好きな時間に見られるという、新しいライフスタイル、文化までを産み出しました。

手前の黒い箱は、番組を録画する、ベータマックス規格対応のビデオテープです。世界初の家庭用ビデオカセットです。
このベータマックス規格テープ、そしてもう一つの雄、日本ビクターが開発したVHSテープが日本の家庭に溢れる時代の始まりでした。

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1979年、SONYは遂にカセットテープによる携帯型テーププレイヤー「ウォークマン」を発売。
"ウォークマンと言えばSONY" という、世界に冠たる商品の登場です。

ワイヤレス商品が登場するまでは、ヘッドホンはまだケーブルでウォークマンと繋がっていましたが、野外で好きな時に、歩きながら、どこでも音楽が聞けるという福音を、SONYは私たちの暮らしにもたらしてくれました。

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80年代、昭和50〜60年代に入ると、ウォークマンは全盛時代を迎え、さらに世界初のポータブルCDプレイヤー、それにパスポートサイズを大々的に謳った8mmビデオカメラなど、次々と革新的な製品を世に送り出しました。

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会場では、その後の90年代から2000年、平成時代に至るまでのデジタル機器やPC製品、AIBO(アイボロボット)などへと繋がる技術変遷、進化を見つめることが出来ます。


さてこうした懐かしい品々に出会うという事は、どのような意味を持つのでしょうか。

会場では、カセットテープを見て、「え〜っ、これがカセットテープなの!」と驚く若いカップルもいれば、オープンリールやビデオデッキを見て、こうした品々に夢中になったことを懐かしむ中年世代が、さらに高齢者の中には直立不動の姿勢で半世紀前の製品に立ちすくむ人も見られ、人々のSONY製品に対する強いオーラが感じられました。

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会場を訪れたすべての人たちが、一人ひとり異なる表情を浮かべながら製品を凝視する姿には、他の展示会では見られない濃厚、濃密な空気感を感じました。
製品を懐かしむ意識、世界観、意味合いは人それぞれに異なるものの、一様に "It's a Sony" の製品群に惹き込まれています。

大量生産される日用工業品はたしかに「物」ですが、時空を越えると、単一企業SONYという枠を越えた、時代の語り部、伝道師という役割りを担うようです。
そして使う人々の感性やライフスタイルと一体となり、ともに息をしてきたように感じます。

「It's a Sony展」は、SONYというブランド製品だけでなく、それを使ってきた自分自身、そして「時代」をも再認識させられる空気感、力に溢れています。

製品の一つひとつからは、後世に伝えていくべき価値と責任があるという、創業者の井深大と盛田昭夫の、自信と誇りに満ちた息遣いが伝わってきました。

[撮影データ]
  〇東京・銀座 数寄屋橋 ソニービル
     平成29年2月12日まで開催 入場無料 写真撮影OK
                          2月17日からはPart-2の別内容企画

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2017年01月19日

No324 あの店、どうしたかなぁ…


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昨年10月、高知市内を旅した時のことです。
高知城のほど近く、有名な日曜市が開かれる帯屋町繁華街で、こんなお店と出会いました。

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近づいて看板をよく見てみると、「5年でつぶれる店」とあります。
『ええ〜っ、何これ!』といった感じで、キャッチがとても面白く感じました。

ところで、この日は日曜日でした。
観光客も多いのに、店のガレージは締められていました。
いったいどうしたんだろう…と思ったことですが、そもそもいったいこの店は何の店だろう?と思いました。
店の看板には「ぼうしパンからフォアグラまで」とあり、「まる西食品」と大書きされています。

ネットを見てみると、どうやらこのお店は飲食店で、昨年6月に開業とありました。

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まだ開業から半年足らず−。
つぶれるまであと4年半も残していますが、観光地の飲食店で日曜日に休んでどうする!とも思いましたが、そこはそこ…。
『どのみち店主の腹積もりがあるんだろう』と、詮索と追及の手を緩めました。
南国四国・高知の、街角点描ではありました。

[撮影データ]
  〇高知市帯屋町2-6-5
         「まる西食品」
  〇平成28年10月23日 撮影

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2017年01月09日

No323 ええっ、こんな案内、広告もあるんだぁ…


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ここは東京の若者の街、小田急線の下北沢駅です。
現在来年春の完成を目指してこの付近の複々線化工事を進めており、それに合わせて駅ホームも地下化されました。
有名なロマンスカーが通り過ぎると−、

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下北沢駅の駅名標が顔を出しました。
通常は何処の駅もこうしたタイプのものが設置されてますが、この駅名標と駅名標の間には−。

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この写真、電車の右側にある長方形のモニターをご覧ください。
広告モニターが設置されていました。そしてその下を見て、交通ウオッチャーでもある私は、もうびっくりでした。

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画面の下に、「先発 快速急行 新宿 16:52 10両」との表示が出ています。
次に到着する列車の種別、行き先、発車時間、それに列車の編成両数までもが表示されているのです。
乗客はいやがおうにも、このモニターを見ることになります。

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すると、これまたいやがおうにも大きな広告が目に入ります。
さらに、列車情報はそのままで広告の方が切り替わるという、広告スペース提供主(鉄道会社)にとっては ひとつの列車情報で幾重にも稼げるという "優れもの装置" です。

要はホーム天井から単独で吊り下げられている先発、次発列車等の列車案内情報と、ホーム壁面の電照広告をドッキングさせたもので、特段の技術を要するものではありませんが、この二つを結びつけるグッドアイデアには感嘆してしまいました。

ふだん利用する線とは別の線の電車に乗ると、駅ホームの情報装置や広告媒体にも違いがあり、新たな発見があると感心したことでした。

[撮影データ]  
  〇小田急線下北沢駅ホーム
  〇平成28年10月 29年1月

posted by 特急高尾号 at 22:03| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月30日

No322 車内広告の世界(57) 平成28年12月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは、時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端、またその時々の人々の暮らしの空気感も伝えています。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成28年12月に出会ったポスターです。

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今月1日、車内でこの広告と出会った人は、一様に『えっ、ニトリが』と思わず声を出しそうになったかもしれません。
驚きの理由は、『ニトリが新宿タカシマヤにっ!?』(失礼)ということだと思います。

それもそのはずで、無印良品やイケヤと並んでニトリは、家具、家庭雑貨等を扱う大型小売店の3大御三家ですが、これまで低価格を特色として、郊外の、どちらかというと駅から離れたやや不便な場所での店舗展開が多かったためです。

都心部で苦戦を強いられているデパートをよそに、"おしゃれなニトリ" を標榜するニトリは、いつの間にか(またまた失礼)企業力を高めて攻勢に転じていました。
この広告は、ついに都心部の進出を果たした象徴の広告でした。いわば、ユニクロの後を追うような展開です。
駅の乗降客数世界一の新宿への出展は、20年以上前からの悲願だったという事です。

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頭上から、哲学的ともいうべき問いかけのポスターとの対面です。
地域と暮らしを守る森を作る運動を進めている「鎮守の森のプロジェクト」の広告です。東日本大震災では、神社を囲む鎮守の森が、防風林として大きな役割を果たしたという事です。

地域と暮らしを守る森づくりをたくさんのボランティアと進めており、あの日学んだことをこの森に託したいと、この広告はメッセージを発しています。

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ドア上の一等地にあった、このメッセージ。
いやがおうにも、目に入ります。『む、む、む、何これ?』と、頭を悩ませました。
広告の右隅にある説明を読まなければ、何の広告かは分かりません。
答えは、中学・高校受験のゼミナールの広告でした。なかなかのものです。

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絵柄も面白いですが、 "盲導犬会議" と題されたこのタイトルに目を奪われました。車内や駅の構内で、目立ちました。日本盲導犬協会のユニークな広告です。
ワンちゃんたちが、自分(盲導犬)と、人間(飼い主)との交流を語り合っています。吹き出しの、そのセリフを通じて、盲導犬の役割りをアピールしています。

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12月といえばこの季節ですが、真正面からサンタさんを描いた広告は、意外に少なかったですね。
またクリスマスケーキを扱った広告にはついぞ出会わず、皆無でした。
そういえば街中でクリスマスケーキを売る姿も、最近はめっきり減っていますね。

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一方で、こんな実用品の広告がー。
しかもメッセンジャーはアイドルグループのKis-My-Ft2(キスマイフットツー)です。
まさかの「カイロ」の広告には、初めての対面です。

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"お馬さん" 大好きの人々にとっては、年末のこれが終わらなければ新年は迎えられない−、と言ったところでしょうか。

それにしても賑やかなラッピング広告です。JRA=日本中央競馬会は、鉄道車両への広告が大好きのようです。

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年の最後は、これ−。
31日から元旦にかけて運転される鉄道の「終夜運転」広告です。ご来光や初詣に向かう老若何女の足として活躍します。
海外ではありえない、日本だけの広告かもしれません。

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拉致問題に端を発する、「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の広告です。

「必ず、救い出す」−。
日本海の荒波とともに緊張感いっぱいの広告ですが、「政府主催 拉致問題に関する国際シンポジウム」の広告で、広告主は内閣官房拉致問題対策本部と、法務省人権擁護局とあります。
こうしたメッセージがアピールされるのも、年末が一年の節目という事ことでしょうか。

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こちらは12月公開の、劇場映画の広告です。
個別の映画も、単独で電車内に広告を打つ時代なのですね。

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今月は、こうした広告にもお目にかかりました。
在京キー局の、と言ってもテレビではなく、なんとラジオ局の宣伝です。
「これが、ラジオだ!」、そして「文化放送」という大きな文字が、団塊の世代には印象的ではないでしょうか。

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こちらは「小さいという、新機能」を謳ったお掃除ロボットの宣伝です。
大掃除の季節を狙った戦略商品だと思いますが、お掃除ロボットも進化が進んでいるようで、掃除の出来栄えは当然のこと、いよいよ小型化もアピール出来るステージに入ったようです。

先のカイロといい、こうした商品広告に、若い男性アイドルが活躍しているのも、今年の特色でしょうか。

ことしも様々な広告、宣伝、PRが車内の頭上を飾りました。
この「車内広告の世界」は、私の "独断と偏見" で毎月綴っているのですが、ことしも多くの皆様にご覧いただき、ありがとうございました。
2017年も、どのような楽しい車内広告が登場してくるのか、いまからワクワク、ゾクゾクです。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内広告から
  〇平成28年12月撮影

posted by 特急高尾号 at 14:15| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月27日

No321 日活ロマンポルノ45周年 新作スタート


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  ▽ 映画「風に濡れた女」公開広告 東京新聞 28年12月16日夕刊 ▽

平成28年12月16日(金)の東京新聞夕刊です。映画欄ページの下段に、ご覧の映画広告が掲載されました。

映画の題名は「風に濡れた女」。
第69回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門<若手審査員賞受賞>とあります。
今月17日(土)に、東京と横浜の2つの映画館で公開が始まりました。

モノクロのこの広告では、映画の具体的イメージまでは分かりませんが、この広告こそ、1971年の登場以来、ことしで45周年を迎えた成人映画「日活ロマンポルノ」の蘇り、再来なのです。
広告の右下に、「ロマンポルノ誕生45周年記念作品」とあります。

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 ▽ 新生「ロマンポルノ」を扱う日経新聞特集記事 28年10月17日夕刊 ▽

「ロマンポルノ」は登場からしばらくの間、猥褻映画の象徴のような見られ方をされた時代がありました。
しかし破局を迎えていた日活映画の救世主とすべく、日本映画の名監督や日活の火を消してはならないと奮闘した俳優や映画人たちの努力、さらにポルノ映画という表現の中で、時代や社会の理不尽を描いた作品性が45周年を迎えたいま改めて高く評価され、「ロマンポルノ」が各世代で再認識、また海外映画界からも注目されています。

ご覧の新聞記事は、日本経済新聞10月17日夕刊の文化欄特集記事です。
また11月に放送されたNHKBSプレミアム「アナザーストリーズ 〜運命の分岐点〜」では、この「ロマンポルノ」の変遷、存在意義などをテーマに放送され、視聴者を驚かせました。
いわば一般向け中核ディアで、「ロマンポルノ」が、文化として意義付けられた瞬間でした。

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 ▽日活ロマンポルノ  新作映画「風に濡れた女」 広告パンフレットから ▽

日活はことし、「ロマンポルノ・リブート(再起動)」に着手。
力量が高く評価されている塩田明彦、園子温など5監督が、かつてのロマンポルノに準じた上映時間80分前後、制作費は一律、撮影期間は1週間などの条件下で5作品を製作、順次公開されていきます。

ベストセラーや人気アニメなど、原作ものありきに依存する今日の日本映画界製作風潮を打破し、作家性や自由な映画製作姿勢を標榜する "新・日活ロマンポルノ" がどれだけ定着していくか、かつての観客・団塊の世代や、新しい観客・若い世代がどのように反応していくか、映画人ならずとも "新しい風" に注目です。
すでに5作品の大半は、世界各地での国際映画祭に招聘されているとのことです。

[撮影データ]
  〇日活ロマンポルノ  新作映画「風に濡れた女」
    東京新聞 東京新聞 28年12月16日夕刊
  〇新生「ロマンポルノ」特集記事
    日経新聞特集記事 28年10月17日夕刊
  〇日活ロマンポルノ  新作映画「風に濡れた女」
    映画館での配布パンフレット

[ご参考]

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2016年12月14日

No320 驚きを越える 7,77万円の欧州旅行


320-1-2 7.7万円欧州旅行 28.12.2.jpg

今月に入り、日経新聞や毎日新聞で、ご覧のような広告を見つけました。
なんと、イタリアやオーストリア、ドイツ方面などのヨーロッパ4方面や、エジプトなどへの海外7日間、パックツァー旅行代金が、1〜3月の期間中、いつでも7,77万円均一(2名で参加の場合の1名分の料金)とあります。

しかも航空機は羽田発、燃油サーチャージ込み。添乗員同行の全観光付、そして全12回の食事付きといいますから、もう驚きを越えて感嘆‼です。
その上、航空機の座席指定可能、ツインベッド確約、お土産店立ち寄りなし、旅行代金全額一括入金やオンライン予約ではさらに割引ありとアピールされています。

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長年、海外旅行の新聞広告を見ていますが、同等パック料金の半額程度、春先の卒業大学生を対象とした学生向けパック料金よりも安い価格設定に、度肝を抜かれました。
「〇〇政府観光局協賛」や「モニター旅行」といったタイトルも見られず、単に「感謝企画」とあるだけですから、自社ものツアーという事でしょうか。

『いったい、どこでどのようにして利益を上げるのだろう』と、思わずにはいられませんでした。
敢えて言えば、利用航空会社がエミレーツ航空であること、中東ドバイ経由の乗り継ぎ便であることが一般旅行客にとっては辛い点でしょうか。
いやいや、エミレーツ航空は今やサービス面では人気の航空会社で、2016年のワールドベストエアラインを受賞しています。

にもかかわらずこうした価格設定が登場するという事は、欧州やアフリカ方面は度重なるテロで不安感が払拭されず、価格面では相当魅力的な中東経由便でさえ、苦戦を強いられているのかもしれません。
あるいはこれらのパック旅行は設定日の定員が40名程度と少なく限定されていますので、もう少し高い価格帯への誘導役を担っているのかもしれません。

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それにしても大新聞に1面全部を使っての大広告です。
広告料も決して安くはないことを考えると、本当にこの業界の価格設定には興味が尽きません。

私がもう少し若ければ、こうした魅力的な価格設定のパック旅行体験旅行記を出版するところですが、それなりの気力・体力・筆力が必要と判断し、残念ながら諦めざるを得ませんでした。

[撮影データ]
 〇平成28年12月2日 毎日新聞東京版 全面広告

posted by 特急高尾号 at 23:43| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月05日

319 車内広告の世界(56) 平成28年11月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端です。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成28年11月に出会ったポスターです。

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この車両に乗る94%の女性の皆さんへ」と言われても、男性の目にも留まります。

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女性の化粧品関係の広告で、車内がピンク色一色に染まっていました。

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秋は競馬のオン・シーズン。
車内には競馬に関する広告も数多く見られました。
これは、伝統の「有馬記念」の広告です。

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そしてこちらは、「ジャパンカップ」です。
ロゴと競走馬のシルエット。そしていつもの3人がこちらを向いて立っているだけという超シンプルなものですが、シンプル故に車内で存在感を放っていました。

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アメリカの次期大統領に選出されたトランプさんです。
選挙中の発言やパフォーマンスについていろいろと物議がありましたが、当選後もメディアを賑わし続けています。
いつもの週刊2誌が、仲良く筆頭ネタとして取り上げていました。

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パチンコの広告は、いつも迫力満点。
これに勝るものはなく、ドカーンと車内で勢力を誇っています。

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大きいサイズ専門の、紳士服店の広告です。
よく見ると中央に、3L〜9Lとあります。「9L」っていったいどんな大きさ?、どういう人が着るの?と思わずにはいられませんでした。

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楽しいデザインは、ビール会社の広告です。
季節ごとに登場するのですが、朝夕の通勤車内をいつも和ませてくれる作品です。

11月は、少々寂しい結果でした。
年末商戦に突入する12月に期待したいと思います。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内広告から
  〇平成28年11月撮影

posted by 特急高尾号 at 22:33| Comment(0) | 車内広告の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

No318 2016.11.22 進化した津波・防災報道


318-1 津波警報画面 28.11.22.jpg

平成28年11月22日の早朝午前5時59分、福島県中通り地方を中心に震度5弱の強い地震が発生、福島県沿岸地方に津波警報、接続する隣県の沿岸部に津波注意報が発令されました。

地震発生・津波警報発令直後のNHK総合テレビの画面です。
この画面を見た瞬間、『あっ、これまでとは違う!』とすぐに感じました。
「すぐ にげて!」という避難呼びかけの文字が、ひらがなで、画面中央に大きく書かれていました。

いつも冷静沈着なアナウンサーが、『命を守るために、すぐ高台に逃げてください!』、『東日本大震災を思い出してください!』と強い語気で、何度も何度も繰り返していました。

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午前8時過ぎ、仙台港で1m40cmの津波を観測した時の画面です。
「津波」、「避難」、「福島」など、必要不可欠な漢字にはフリガナが付けられました。漢字がまだ読めまい子どもや国内に滞在する外国人に対する配慮と思われます。

今回の津波報道では多数の視聴者撮影映像や、自衛隊撮影の映像も放映されていました。
またいつもは英語だけのバイリンガル、2か国語放送も、英語、中国語、韓国語、そしてスペイン語も加わった4か国語放送となっていました。

1mを越える津波の到来は、5年前の東日本大震災以来とのことでした。
今回の放送では、5年前の「3.11」東日本大震災の教訓も生かされていたことと思います。
瞬時に提供される津波に関する多数の情報、様々な映像、多彩な言語放送、きめ細かなアナウンスなど、このような防災情報を瞬時にして放送できるのは、世界でも地震大国日本の放送局だけ、わけてもNHKの存在は大きいと改めて感じた報道でした。

こうした放送の背景には、今日の情報伝達技術、デジタル処理技術の成せる技があること、また一般視聴者が自ら撮影したスクープ映像をテレビ局へ提供することが日常化してきたこと、さらに行政や自衛隊なども独自に撮影している映像をメディアへ提供するなど、防災・災害報道も日々進化していることを如実に示している事象でした。

こうしたノウハウの国際的な展開・提供も、今後日本が果たしうる国際貢献の一つだと思います。

[撮影データ]
 〇平成28年11月22日 午前5時59分
  福島県沖M7 震度5弱地震発生
  NHK総合テレビ画面

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posted by 特急高尾号 at 13:05| Comment(0) | トピックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする