2016年10月03日

No309 車内広告の世界(54) 平成28年9月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは、時代の空気を反映し、デザインやキャッチが最先端です。そのため見る人を飽きさせません。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成28年9月に出会ったポスターです。

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9月下旬、京都への旅で東京駅へ向かうJR電車内で、『はっ、』とするインパクトの強いメッセージに出会いました。

それが、これです。
"旅立つ"− という、日本人の心に響くキーワード。それに続くのは何と「トマト」という、想定外の言葉−。
そしてこの素晴らしい出来栄えの写真、もう完全に私の心を掴みました。
写真の下には、「いわき生まれのトマトの旅がはじまります。行き先は、みんなの笑顔。」とありました。

JR東日本と地元の農業者が連携し、福島県いわき市でトマトの生産事業を開始。生産者と都市消費者をつなぎ、地域活性化に取り組むとのことです。まさに両者をつなぐ、見事なメッセージでした。

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リオ五輪が無事に終わると、今度は首都圏の電車内にこんな広告が−。
「ライバルは、1964年。」とあります。

そうです。1964(昭和39)年は、前回の東京オリンピックが開催された年です。
この年に開業した東海道新幹線や、「スーダラ節」などで知られ一世を風靡したクレージーキャッツの植木等さん、それにこの時代を生きた人々や暮らしぶりを写した当時の写真、世界が周りを囲んでいます。

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そしてメッセージには、
「あの頃の日本人に、笑顔で負けるな。」
「見る夢の大きさで負けるな。」
「人を思いやる気持ちで負けるな。」
「くらしの豊かさだけでなく、心の豊かさでも、ぜったい負けるな。」とあり、頭上で私たちを鼓舞します。

広告を通じて社会と公共の福祉に貢献することを目的とした、民間企業や団体で構成する公益社団法人「ACジャパン」の広告です。

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お馴染みNHK総合の、「ブラタモリ」のメディアミックス版書籍の広告です。
番組はタモリさんの博学多才ぶりはもとより、お相手の女性アナの愛嬌も手伝って、人気はうなぎ上りです。

先日はタモリさんが番組内で、『俺を肥やしに、次々と女性アナが人気者になっていく(笑)』と苦笑していました。(久保田、桑子、近江アナのことを指しています。)
あまり車内吊り広告とは関係のない話ですが−。

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何か、お金のことが大きく出ていると、ついつい見てしまうのが、人の常ですね。
“お口の恋人 ロッテ” が行う、「ACUO10周年の感謝を込めて、日本人の平均月給約345,000円の10倍にあたる3,450,000円を1名様にプレゼントします」との広告でした。
最初、私には何のことかさっぱりわかりませんでした(笑)。

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こちらは東京ディズニーランドの、ハロウィーンの広告です。
東京ディズニーランドは、車内をいつも明るくしてくれます。

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明星食品の「中華三昧」は、登場して35年ですって。我が国での高級麺ブームの火付け役です。
このブログの読者の方は、まだ35年も生きていない人がたくさんいるはずです(笑)。

中華麺とは関係ありませんが、そういえば昔、アイドルなどを扱った芸能雑誌「平凡」と「明星」(現在は別形態へ移行)がありました。
その存在を知っている人は、もう若くはないなぁ(笑)。

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週刊プレイボーイは、なぜかアイドル情報だけを扱うのではなく、写真左にあるような政治ニュースを、時々独自スクープとして大きく取り扱います。
こうした内容の広告を見て、プレイボーイ誌を買う若者がどれだけいるのかは、まだ聞いたことはありません。(失礼)

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最後は交通遺児育英会のメッセージです。
一人ひとりの児童・生徒の皆さんの苦労が、少しでも和らぎますように−。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内広告から
  〇平成28年9月撮影

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2016年09月27日

No308 キティちゃんワールド 京王多摩センター駅


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東京・新宿から神奈川県の橋本に向かう、京王相模原線の多摩センター駅です。
この駅は、ことしの3月から8月にかけ大改装・大装飾され、とにかくキティ、キティ、キティちゃんでいっぱいになりました。

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駅の改札口上の天井です。
ステンドグラス風の天井は、この駅の名誉駅長に就任したキティちゃんをはじめ、サンリオンのキャラクターたちでいっぱいです。子ども達ばかりか、キティちゃん大好きの大人たちにも笑みがこぼれます。

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きっぷの自動券売機にも−

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ホームへ上がるエレベーターにも−。そしてホームに上がれば−。

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あちらもこちらも、キティちゃんとその仲間たちでいっぱいです。

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ホーム待合室にも、ベンチにも、キティのリボンが。

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飲料水の自動販売機にもキティちゃんが。

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こんなところにまでこだわりが。

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薄暮の時間ともなれば、行き先表示の灯りにキティちゃんが浮き上がり、子どもならずとも、大人にとってもキティちゃんの微笑みに癒されます。

このキティちゃん装飾は、京王多摩センター駅がサンリオピューロランドの最寄り駅のため、サンリオと京王電鉄が地域活性化と集客のためにコラボして、この夏に実現したものです。
いまやキティちゃんは国内ばかりでなく、世界各国の観光地でも見られる存在ですが、ここまで徹底して装飾されているケースは珍しいのではないでしょうか。

[撮影メモ]
 〇駅のキティちゃん装飾
 〇平成28年3月〜9月撮影

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2016年09月19日

No307 街角で 薬屋さんの看板


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東京渋谷区内の街角です。
個人経営の薬屋さんで、たくさんの看板、張り紙などが人目を引きます。
滋養強壮・虚弱体質に効くという「キヨーレオピン」の、懐かしい立て看板、独特の文字も見られます。探している時には、なかなか見つけられない存在のようです。

そしてその左、大きなガラス面には張り紙がいっぱいです。

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すぐに、「肝臓 気になる方」というフレーズが目に飛び込んできました。
文字だけの、こうした直截的なキャッチ、コピーこそが、昭和の時代から続く伝統的な街の薬屋さんの光景です。今日の熟年世代が、子どものころからずっと見続けてきた街の姿です。

「足のつる人」というのもあります。
先の肝臓と同様、文字だけで、商品名も製薬会社名もありません。病院を回ってもなかなか病名がはっきりしなかったり、症状の改善が芳しくない患者さん、不定愁訴に悩む人々を呼び込む、街の薬屋さんの "おいで、おいで" の呼び込みキャッチなのです。

ネットで何でも分かる時代、ネットでどんな広告も出せる時代ですが、張り紙1枚、しかも文字だけ、商品名も会社名もないという、現代において極めて個性的な広告です。
情報過多の時代にあって、この上ないシンプルさ、されど訴求力の強い、類いまれな広告、存在−、と言っていいと思います。
こうした広告、いつの時代まで見られるでしょうか。

[撮影データ]
  〇街中の薬屋さん 外観と広告
    東京・渋谷区内
  〇平成28年9月撮影

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2016年09月10日

No306 車内広告の世界(53) 平成28年8月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは、時代を反映し、デザインやキャッチが最先端です。そのため、見る人を飽きさせません。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は平成28年8月に出会ったポスターです。

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最近は、こうしたダイナミックの広告が増えました。
テレビコマーシャルなどで知っている人は分かるのですが、知らない人は、一見全く何の広告なのか分かりません。
そこが広告媒体の面白さなのかもしれません。

さてこの広告ですが、右下の検索窓の横に、住宅探しは「スーモ」とあるので、どうやら『不動産関係の広告かな』と理解できます。
答えは、不動産・住宅に関する総合情報サイトの広告でした。

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夏休みのこの時期、毎年登場する山梨県富士吉田市にある有名なレジャーランドの広告です。
遊戯施設の絶叫アトラクションをもじった「絶叫学割」が広告のキーワードで、毎年楽しみにしている作品の一つです。

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夏休みと言えば、鉄道会社では「スタンプラリー」が定番のイベントです。
親子連れで電車に乗り、各駅にあるスタンプを集めてもらい景品をプレゼントするものです。昭和の時代から続いている定番中の定番です。

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そして最近では私鉄の複数社が共同で統一テーマを設定し、共同開催なども行われています。
これは成田山新勝寺や川崎大師平間寺、高尾山薬王院など、私鉄沿線にある社寺の大本山を巡るスタンプラリーです。

ちなみにここでご紹介している京王電鉄は、自社ものと共同企画ものの2種類のラリーを行っており、同じ車両内に2つのポスターが並んでいました。

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熱い夏は清涼飲料が手放せない人も多いと思いますが、これはコカ・コーラの宣伝です。
この華やかな独特の雰囲気、画面から伝わる躍動感、光の輝き、もうコカ・コーラそのものです。

若い人には分からないかもしれませんが、熟年の世代は少年時代だった昭和30年代、コーラは単に飲み物としてだけではなく、それまでのワタナベの粉末ジュース(1950〜60年代に流行った甘味料を原料とした粉末ジュース。渡辺製菓のワタナベジュースの素などが有名)から決別する、アメリカ生まれの新しい時代を象徴する飲み物であり、眩しい輝きを放つ存在でした。

このポスターは熟年世代に、そうした若い時に感じたアメリカ的雰囲気、名残りを彷彿とさせてくれるポスターではありました。(分かってもらえるかなぁ…)。

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例によって毎月のように登場する、福島ブランドの広告です。
これも夏の風物詩、夏の甲子園に引っ掛けたものですね。

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この夏、ポケモンgoの登場は、そうではなくても鉄道駅、ホームでの歩きスマホが危険なところにますます危険性が高まるとし、鉄道会社は車内放送や自らの吊り広告で頻繁に注意喚起を行っています。
歩きスマホ、ポケモンgoに夢中になり、悲惨な事故が起きないよう願うばかりです。

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まったく何でもない、面白くもないポスター(失礼!)ですが、あえて取り上げました。
この2着セールというところがミソで、2着まとめて買えば1着ずつ買うよりは安く、また売る方も利益は上がるという事で、双方にとってメリットがある、昭和の時代から続くデパートの定番販売方法です。

先端を行く都会のデパートで、古典的手法が平成の時代に入っても累々と続いているという光景として記録に留めます。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内広告から
  〇平成28年8月撮影
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2016年09月01日

No305 この夏の思い出 隅田川花火


9月に入り、暦の上では秋になりました。
ことしの夏は、何と言ってもリオ五輪での日本選手の活躍に興奮したこと、そして度重なる台風や地震などの異常気象による自然災害の発生が印象として残ります。

そうした中、夏の写真を整理していると、改めて感動するもの、惹きつけられるカットに出合いました。

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これは7月30日に撮影した東京・浅草の隅田川花火大会でのカットです。
たまたまピントがボケてしまったのですが、このボケがなんともいえない雰囲気を醸し出しています。
実はこのカットは、下にご覧いただく写真を撮ろうとしていたのです。

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いまこうして見ると、都会の近代的なビル群と群青の夜空、川面。そして一輪の花火、水面に映る彩り…。ため息が出るほどの美しさです。
花火の本格打ち上げが始まる前の、試し打ちの際のカットです。
たった一つだけの、素朴な花火が何とも印象的でした。

こうした高層ビル、近代的なビル群を背景、借景にした花火大会は、東京ならではの光景で、他の地域ではなかなか見られないと思います。年に一度の、いわば東京の絶景です。

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それから、こちらの光の流れは−。

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実はこうした光景を撮るのが目的でした。

前のカットの反対側の方向です。
川岸ギリギリにまで、マンションやビル郡が林立しています。
こうした人々の暮らしの場と融合した花火大会もまた、大変珍しいものだと思います。

隅田川花火大会は、日本一の歴史や規模を誇るだけではなく、“舞台装置”もまた類い稀な花火大会であったと、しみじみ感じ入った夏でした。

[撮影データ]
  〇東京・浅草  隅田川花火大会
  〇平成28年7月30日撮影

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2016年08月28日

No304 角川映画 40周年記念映画祭


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セーラー服と機関銃や犬神家の一族、鎌田行進曲など、懐かしの名画ポスターがぎっしりと詰まっています。

いま東京・新宿の角川シネマ新宿で、角川映画40周年を記念して「角川映画祭」が開かれています。連日、懐かしの映画がゾクゾクと上映されています。

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ロビーは懐かしのポスターでいっぱいです。
老いも若きも、映画ファンはそれこそ首っ引きで、映画は当然のこととして、ポスターにも熱い視線を浴びせています。

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何しろこうした垂涎のポスターが、自分の目線で、目の前で堪能できるのですから、もうたまりません。
それに何となんと、嬉しいことに撮影もOKなのです。

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関連グッズや写真撮影スポットも用意されています。

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角川映画は、日本映画が低迷に苦しむ1970年代、個性的な作品群の制作と、当時としては異例の出版やテレビ広告との連動など、独自のマルチメディア展開で映画界に新風と激震をもたらしました。

登場40周年を迎えるにあたり、今またそれらの作品群に再開できることは、映画ファンならずとも、その時代を生きた人々、当時を知らなくてもこれからの時代を生きる人々にとって、貴重な体験だと思います。
まさに、日本映画の文化の風に触れる絶好の機会です。

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この角川映画祭は、東京では平成28年9月2日まで行われます。また前後して全国各地でも順次上映されます。
詳細は「角川映画祭」ホームページを参照ください。

また東京国立近代美術館フィルムセンターでは、10月末までの日程で、「角川映画の40年」展が開催されています。

[撮影データ]
  〇角川映画祭 東京・新宿「角川シネマ新宿」
  〇平成28年8月18日撮影

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2016年08月23日

No303 ドキリ!とした 「実家」のタイトル


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本屋さんの立ち読みで、お馴染みの2誌の表紙を見つけて『びっくり!』。
なんと2誌とも、「実家」の大きな2文字が−。
しかもサブタイトルも、「(実家の)大問題」と、全く同じ文字が並んでいます。

『む、む、む。何だ、これはっ』。
競合2誌の、同じ号での全く同じタイトルに驚くとともに、「実家」というタイトルに少なからず衝撃を受けました。

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近年は「エンディングノート」や「相続」など、団塊の世代を意識したいわば “終末もの” の出版が相次いでいますが、今度はなんと「実家」です。

これは父親・母親の熟年世代より一世代下、若い世代(といっても中年世代ですが)をターゲットに特集・編纂されたものですが、熟年組の筆者としては、『ドキン!』としてしまいました。

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『ついに、こうしたキーワードも、「売らんかな」の対象となったのか』と、子弟からそのありようを凝視される "熟年実家世代" としては、驚いたりため息をついたりでした。
『なるほどそうか。それじゃあ手の内を先取りし、"実家組" として対策を立てよう』と、ついつい1冊買い求めてしまいました(笑)。
これでは、出版社の思うつぼです。

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2誌の編集方針は、ターゲット層が全く同じで、異なる出版社から発刊されている「週刊現代」と「週刊ポスト」が、毎号のように医療や中高年の性を扱って競争している図式と全く同じです。

独自ネタで覇を競うより、競合他誌と連動して特定ジャンルを次々と開拓、読者の関心事を顕在化し、結果として読者層を拡大、販売部数を少しでも増やそうという魂胆なのかもしれません。

こうしたより専門性の高い経済紙までが、ある種、個々人の関心事に焦点を当てたハウツーものや、人心の隙間に入り込む特集を組まざるを得ないという時代−。
同じタイトル文字を並べた2誌の表紙は、厳しい出版界、わけても雑誌分野が生き残りを掛けて奮闘している時代の反映、鏡と映りました。

[撮影データ]
  〇平成28年8月発売 「PRESIDENT」、「ダイヤモンド」誌
           表紙以外は、「PRESIDENT」誌の一部を撮影したものです。

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2016年08月18日

No302 こんにちは 蝉さん


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自宅のささやかな庭で、蝉が羽化した後の抜け殻を見つけました。

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紫陽花の葉にしがみつくように爪を立て、っかりと摑まっていました。
葉に摑まりながら逆さで、どのようにして殻を破り羽化したのか、思いを馳せてしまいます。

蝉の幼虫は、地面の中で過ごします。
その期間はなんと3年から17年と言われ、油蝉は6年だという事です。
我が家の庭の地中で、ほんとうにご苦労さまでしたと、ねぎらわずにはいられませんでした。
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そして成虫となって地表に現れた蝉は、それはそれは元気に、一日中「ジリジリ、ミンミン」と仲間たちと鳴き声を響かせ、我が家に毎年、夏の風情をもたらしてくれます。

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近づいて見れば、こんなに素敵な姿です。
なにか "蝉美人" とでも言うような雰囲気です。真夏の暑さの中で、逆に清々しさを感じさせてくれる容姿、光景です。

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蝉のアップを写した上の写真も下の写真も、コンパクトカメラで、しかも望遠ではなく接写機能で撮影したものです。トリミングもしていません。
要するにカメラのレンズが蝉にぎりぎりに近づいての撮影なのですが、なぜか逃げることもなく、撮影に応じてくれました。びっくりです。
きっと "大家さん" に敬意を表してくれたのでしょうか。(笑)

自宅での蝉との対話は僅かな時間ですが、私にとっては自然との共生を肌で感じる、幸せな空気に包まれる瞬間です。

[撮影データ]
  〇蝉の脱皮、羽化後の抜け殻 成虫
  〇平成28年8月15日 自宅(東京都)にて撮影

posted by 特急高尾号 at 18:07| Comment(0) | 街角アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月12日

No301 車内広告の世界(52) 平成28年7月


電車内の吊り広告や駅構内の広告ポスターは、時代を反映し、デザインやキャッチが最先端です。そのため、見る人を飽きさせません。
そうした中から、毎月印象に残った作品を選んでお伝えしています。
今回は、平成28年7月に出会ったポスターです。

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JRの始発駅で、この広告を見つけ、思わず立ち止まってしまいました。
飲料メーカーの、夏のチューハイ広告ですが、シンプルな構図が逆に凄い存在感として迫ってきました。

役者は志村けんさんです。同じテーマ、素材をWABやテレビ広告、紙媒体など異なるメディアで共用する、いわばメディアミックス広告です。
携帯電話キャリアのワンちゃんシリーズと同様、個性的、かつ人気のコマーシャルです。

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「今年、2万人のヒーローが引退します」−。
このキャッチがまず目につき、次いで大勢が並んだ顔写真の構成が新鮮に映り、近づいてみると一人ひとりがアイマスクを付けていることに驚きました

骨髄バンクドナーには18歳から54歳までという年齢制限があり、毎年登録者(ヒーロー)が年齢制限に達して "卒業" していく事実を訴えています。
新たな若い登録者を募る広告です。

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被災地「福島」の、ふくしまブランドの広告です。
福島の農産物を中心に次々と新規広告を出しており、そのたびにセンスが磨かれています。

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電鉄会社の技術系社員募集の前哨戦、インターン募集の広告です。
鉄道会社の自社物広告はセンスがイマイチなのが定番ですが、これは列車運転のダイヤグラムをデザインベースに使い、この図柄に反応する本当に鉄道が好きな、本当に鉄道の仕事を目指す学生を求めようとするメッセージが伝わってくる広告でした。

恐らく広告制作会社に外注したのではなく、現場の人たちが気持ちを込めてデザインした手作り作品のように思われます。

今月は点数は少なかったものの、それぞれが存在感を発揮し、見ごたえのある作品が目についた嬉しい月でした。

[撮影データ]
  〇首都圏 鉄道車内広告から
  〇平成28年7月撮影

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2016年08月05日

No300 2016 隅田川花火大会の魅力!


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400年の歴史を誇る、東京下町の夏の風物詩、隅田川花火大会を友人の計らいで、 "特等席" で楽しむ機会をいただきました。

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私たちは隅田川の吾妻橋(上の写真)と駒形橋(下の写真)の中間に位置する4階建てビルの屋上にいます。まじかにアサヒビールの個性的なビルが見えます。

隅田川花火大会は第1会場と第2会場の2ヵ所で打ち上げられます。
上の写真、橋の左手奥が第1会場、下の写真の橋の右手すぐ奥が第2会場です。私たちはその2つの橋の中間にいるという、最高のポジションです。

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夜7時、いよいよ第1会場で花火の打ち上げが始まりました。
右手の東京スカイツリーや、有名なアサヒビールビルのオブジェとの競演開始です。
薄暮の時間、何ともいえぬ美しさ、濃紺一色の夜空と花火が、美の絵巻を創造します。

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第1会場は、花火の最新技術を披露するエリアです。
3枚の写真をご覧ください。
花火の先端が、だんだんとハートマークに変化していく様が分かります。
全国自治体の花火大会担当者も駆けつけ、優れた花火の買い付けを行うという事です。

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7時半を過ぎると、いよいよ川下方の第2会場からも打ち上げが始まります。こちらは伝統的な花火が続き、観客は「玉屋、鍵屋」と連呼します。


隅田川の花火は安全管理上、川幅を越える大きさの物は打ち上げられません。そのため中には、縦型の花火も登場します。

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東京下町の夜空に、美しい花火が次から次へと打ち上げられます。
この日の観客は95万7,000人、約2万発の花火が人々を魅了しました。これだけ観客が多いと、花火を見るのも一苦労です。

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花火鑑賞の最良スポット、吾妻橋や駒形橋は安全対策上立ち止まって見ることは出来ず、警察官の先導で小グループずつに分けられ、歩きながらの観覧です。

さて今回の花火大会では、様々な色使いや創意工夫がされた魅力的な花火が次々と夜空を彩りました。
そうした作品群の中から、幾つかをご覧いただきましょう。

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花火のイメージを越える、創造の力とも言うべき彩りや形、味わいは、まさに日本の伝統芸−。世界に誇れる高度な創作芸術そのものです。

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さてこれらの花火はどこから打ち上げられるかといいますと、川の中央に停留した打ち上げ船(いかだ?)の上から打ち上げられます。
打ち上げ花火師が火をつけ、さっと火から逃げるような光景が見られると思いきや、それは昔の話−、とでもいうことでしょうか。
人が動き回る姿は見られず、休むまもなく花火は次から次とへと打ち上げられていました。
きっと、コンピューター制御などで、ボタン一つで打ち上げが可能…という時代なのかも知れません。

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交通整理のDJポリスのアナウンスは少々賑やか過ぎて、花火大会の隅田川の風情には馴染みませんでしたが、ともあれ隅田川の天空と、川面に浮かぶ双方の花火に陶酔し、そして興奮と感動が我が身を包んだ一夜でした。
日本に生まれてよかったと、改めて思ったことでした。

[撮影データ]
 〇東京 隅田川花火大会
 〇平成28年7月30日
 〇使用カメラ
   ・キャノンSX710HS (コンパクトデジタルカメラ)
   ・スポーツモードで撮影
     シャッタースピードが早く、かつ連続撮影が可能。
     ピントを自動追従に設定すると、このような撮影が可能です。

posted by 特急高尾号 at 20:29| Comment(0) | 祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする